無愛想なキミ2 (ページ31)

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No.80 ページ31

『私も龍友くんが好き…大好き！たくさん触れたいし、たくさんキスだってしたい。龍友くんなら大丈夫！あんな事があっても、龍友くんがいてくれたから忘れられた。本当に龍友くんが大好きなの！』

自分で言ってて恥ずかしくなるような事を言ってしまったけど、嘘ではない。

今伝えなかったら、龍友くんが離れて行くような気がした。

龍「ほんまに？」

『うん…』

龍「そんな事言われたら…俺我慢出来ないよ？」

『うん…！』

龍「はぁ…よかったー。俺変な事してAに嫌われたと思ったわー。」

『嫌いになんかならない！』

龍「ほんまに可愛い。キスしてもええの？」

『うん…私も龍友くんとしたいもん…』

龍「///そんな可愛い事言わんで…」

そして、私たちはどちらからともなくキスをした。

『龍友くん…私幸せ。』

龍「俺もやで。」

お互いに見つめあって笑った。

本当に龍友くんが彼氏でよかった。

笑ってくれるところも

心配してくれるところも

全部全部大好き。

龍「あ！Aの料理冷めちゃう！」

『笑ご飯食べよっか！』

さっきのどんよりした空気とは違って、穏やかな感じになっていた。

龍「ほんまにおいしい！料理も上手なんやね！」

『うん、一人暮らしも長いからね！料理くらいは出来るようになってないとさ！笑』

龍「結婚したら、毎日このご飯が食べれるんやな。」

『け、けっこん？』

何気なく言われた一言に顔が熱くなる。

龍「うん、まだ先になるかもしれんけど、Aしかおらんって思ってるから、俺。」

『う、うん。』

じゃあ、いつかはちゃんとしたプロポーズされるんだよね。

本当に幸せ。

龍友くん、大好きです。