無愛想なキミ2 (ページ26)

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No.75 ページ26

彩未ちゃんとかおりちゃんが辞めてから、パッと嫌がらせも無くなり、私は平和に仕事が出来るようになった。

玲「ねぇ、前に言ってた退院祝いでどっか行くって言ったじゃん。あれ、明日行こうよ。」

金曜日ということで飲みに出ていた私たち。

涼「あぁ！あの時玲於が言ってた話？」

龍「え、なんの話！？」

隼「ないしょー！」

龍「ええやん！教えて！」

『前に私が入院してた時あるでしょ？その退院祝いでどっかに行こうって言ってくれたの。まあ、行くはずだったんだけど、その時あんな事あったから…いつのまにか話無くなってて…』

龍「それ、彼氏なしで行くんか！」

あの事件があってから、龍友くんもみんなと仲良くなって、今では結構5人で飲みに行く。

あと変わった事といえば、みんなが私の事を呼び捨てで呼ぶようになった事。

隼「いいじゃないですかー！」

涼「ヤキモチがヒドイと嫌われるよ？笑」

『そんな事ないよ！』

龍「ヤキモチっていうか…俺らそろそろ付き合って半年なのに、チュウもしてないんやで？」

涼「え…」

玲「まじで！？龍友くん、手早そうに見えたから、すぐかと思ってた！」

『ちょっと！////』

龍「Aの家にも行ってないよ。」

隼「えぇーー！！！まじですか！それ！」

玲「俺入った事ある。」

龍涼隼「「「はぁ！？！？」」」

玲「あ、…やべ」

涼「いつ！」

玲「…Aが退院した日」

隼「だから僕も行きたかったんだよなーー！！いーーーなーーー！」

涼「そんな事聞いてない！」

龍「いや、それより俺やろ！俺可哀想。」

隼「べつにぃーー！！笑」

『ち、違うの！あの時は荷物持ってくれたから、お礼にコーヒーって思って…』

龍「まぁ、あの時はまだ付き合ってないもんな。」

酔っているとはいえ、龍友くんに申し訳ない。