無愛想なキミ2 (ページ24)

今日:4 hit、昨日:12 hit、合計:20,670 hit

No.73 ページ24

隼「これからどうする？このままAちゃんをいじめるようなら僕らも容赦しないけど。」

か「ねぇ！どうして！？どうしてこんな人の事をかばうの？絶対に私たちの方がいいじゃない！見た目もスタイルも！何一つ負けてる所なんて無いのに！」

確かに、かおりちゃんの言う通りかもしれない。

見た目もスタイルも全てが負けている。

普通の男の人だったらイチコロなのかもしれない。

なのに、みんなは私を助けてくれた。

私の味方をしてくれた。

龍「お前らなぁ…。何もわかってないんちゃう？今の自分の顔見てみろや。醜い顔して、こんな事までして。それでどこがAに勝ってる？お前ら何もわかってないんじゃないの？みんなに好かれる人は、好きな奴が自分に振り向かなかったら、誰にも見られん所で努力してる。好きになってもらうように努力するもんや。お前らの努力はこれか？」

龍友くんは、怒っているのか、冷静に話しながらも口調が強くて、いつもの龍友くんじゃない。

涼「そうだねぇ。しいて言うなら、僕たちが一番嫌いなタイプだよ。あんた達。」

隼「Aちゃんの事こんなにして…僕たちが気づかないとでも思った？もうこれから更正されたとしても、僕はあんたらを許さないよ。」

玲「…わかったならさっさと失せろ。」

今までに見た事ないようなみんな。

そのみんなの言葉に彩未ちゃんが泣き出してしまった。

そして、かおりちゃんは彩未ちゃんを支えるようにして私たちの前からいなくなった。