無愛想なキミ2 (ページ3)

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No.52 ページ3

メ「Aさー、本当悪い癖！それ、みんなに言えばいいんじゃないの？」

『言えないよ！みんなに迷惑かかっちゃうもん…』

メ「あのさー、Aが思ってるほど、あいつらは迷惑なんて思っちゃいないと思うし、逆にもっと頼ってほしいんじゃないの？」

『そういうもんなのかなー。』

それから何時間たっただろう。

ずっとお酒を飲んで、メンちゃんに相談してたら結構酔ってきてしまった。

メ「A！もう飲み過ぎ！」

『やーだあー！もっと飲むのー！』

もう周りなんて気にしてられない

メ「はぁ…」

「お隣いいですか？」

『どーぞ。あ、りゅーとくん』

龍「ずいぶん酔ってるね。笑」

『わー、久しぶりに飲み仲間がいるー！のもー！』

メ「いいところに来てくれたよー。ちょっとA任せていい？」

龍「いいよ。」

『メンちゃん行っちゃやだー』

龍「俺と一緒に飲むんやろ？」

『のむー！』

龍「じゃあ、とりあえずこれ飲んで。」

『これ、みず？』

龍「そうやで。」

『やだあー。お酒がいいー』

龍「何かあった？」

『…なんもなーい』

龍「その顔は、ない顔じゃないよね？」

『…りゅーとくん、嘘つきだもん』

龍「嘘つき？」

『…笑ってれば幸せになれるって言ってたのに…どんなに辛くても笑ってたのに…幸せになんて…なれなかった。』

お酒のせいなのか、

涙がボロボロと出てきた。

『私には…もう辛いしかない…』

そういうと頭を撫でられた。