無愛想なキミ (ページ34)

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No.33 ページ34

お弁当が捨てられてから4日。

毎日のように嫌がらせをされている。

再び買ったお弁当箱も捨てられていた。

お気に入りのポーチがズタズタになって捨てられていた。

変な手紙も毎日のように入っていた。

『はあ、いつになったら終わるのかな。』

何回か直接言いに行こうと思ったけど、やっている所を直接見た事がないので、言えない。

だからと言って、涼太くん達に言おうとも思わない。

絶対迷惑がかかるから。

それに、笑ってれば幸せになれるから。

『はあー。』

席に着くと無意識に出ていたため息。

涼「どうしたんですか？」

『ううん、何か疲れちゃって。』

涼「僕も疲れました！日曜日発散しましょう！」

『そうだね！いっぱい飲むぞー！！』

涼太くん達と一緒にいると、気持ちが穏やかになる。

そして、終業の時間。

みんながチラホラ帰っていくが、私は残業。

『涼太くんは帰ってもいいよ？』

涼「僕も手伝いますよ！」

そう言ってくれたので、お言葉に甘えて少し手伝ってもらう事にした。

2時間が経って、仕事にも目処がついてきた。

『ありがとう。あとは1人で大丈夫！』

涼「もし、何かあったら絶対連絡くださいね！ちょっと用事あるので先に帰ります！すいません！」

『本当にありがとう！遅くまでごめんね！』

涼「じゃあ、お先に失礼します！」

涼太くんが帰ってから、1人で黙々と仕事を片付ける

『やっと終わったー！！』

ふと時計を見ると涼太くんが帰ってから、2時間近くが経っていた。

「まだ誰かいるんですかあー？」

そういえば今日どこかの部署が会議だとか言ってたな。

『はーい、もう帰ります！』

何かコソコソと話声が聞こえる。

そして、誰かが近寄ってきた。