検索窓
今日:6 hit、昨日:13 hit、合計:27,233 hit

No.23 ページ24

------------------------
お疲れ様。
私、今日少し飲みすぎちゃった。
程よく酔っ払ったから今日は帰ります。
みんな楽しんでね!
コート置いてきちゃったから、今度会社に持ってきてください。ごめんね!

------------------------





涼太くんにLINEを送り、私はまっすぐ帰宅する事にした。




『さむ!』


夜は少し肌寒くて、コートを置いてきた事を後悔した。


体が濡れている為、タクシーに乗るのも迷惑になると考え、家までの距離を歩く事にした。


『女ってこわ。あー、最悪だよ、もう。』


なんて独り言を言いながら、歩いていると



?「あれ?」


前から声が聞こえて、ふと目線を上げた。






『あ…』






龍友さんだ。



『…どうも』




龍「待って。」




そう言って通り過ぎようとしたら、腕を掴まれた。





龍「なしたん。ベチャベチャやん。」





こんな所を見られるなんて最悪だ。


『あー…さっき雨降ってて。』






なんて、どう考えてもわかる嘘を言ってしまった。






龍「……そうか。とりあえず、風邪引くやん。着替えないと。」


『今、家に帰ってる途中なんです。』





何も聞いてこない数原さんに、感謝だ。



龍「あかんよ。すぐ着替えないと。こっち来て。」


腕を引っ張られて着いた所は、こんな遅い時間でもやっていた洋服屋さん。


『こんな時間でもやってたんだ。』


そして、店内を見ていると、龍友さんが服を持ってきた。


龍「これに着替えて。」


『え、でも、こんなに可愛い服、私には…』



龍「ええから。待ってるから、はよ。」


『はい。』


龍友さんに渡された服を手に、試着室に入った。





『こんな服…似合わないよ。』





龍友さんに渡された服は白のワンピース。それに、薄いピンクのカーディガン。




普段こんな服装をしない私は試着室から出るのを、ためらってしまった。



龍「着れた?」


『はい…』


シャっと開けられたカーテンに、龍友さんと目が合った。


『何か…似合わないですよね、こんな可愛い服。』


龍「ええやん。可愛い。メガネ外して、こっち来て?」




言われた通り、メガネを外し、試着室から出た。



龍「可愛い。」







言われ慣れない言葉を言われ恥ずかしくなり視線を下に向けた。

No.24→←No.22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 恋愛 , 小説
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年5月28日 8時) (レス) id: 3c3663544c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まあ | 作成日時:2018年5月28日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。