No.15 涼太side ページ16
江戸川さんって意外と明るい人なのかも。
あんまり笑った所を見た事がないけど、メンディーさんの話をしてる江戸川さんは、すごく楽しそうで、ニコニコ笑っている。きっとすごい仲良いんだろうなー。
「江戸川さん、メガネ外したら可愛いんだからコンタクトにしたらどうですか?」
『メガネ外しても可愛くないし。』
なんだか江戸川さんの表情が曇った気がした。
涼「まあ、僕はメガネかけててもかけてなくても、江戸川さんは可愛いと思いますけどね。笑」
この言葉に嘘はない。
表情がコロコロ変わって、可愛いって思ってしまう。
『そんなお世辞言われたって何も出ません!笑』
涼「お世辞じゃないし、そんなの求めてませんよー!笑」
江戸川さんと話している時に、ふと入ってきた客を見た。
涼「あ…」
隼と玲於じゃん。
まあ、あっちも気づいてないみたいだし、気づいてないふりをしよう。
せっかく江戸川さんも楽しく飲んでるのに、あの2人が来たらきっと気を使ってしまうだろう。
涼「あ、江戸川さんて」
隼「あれー?涼太じゃん!」
玲「あ、ホントだ。」
涼「苦笑」
隼と玲於が僕と一緒に座っている江戸川さんをチラッと見た
隼「あ、こんにちは!お疲れ様です!」
玲「お疲れ様です」
『あぁ、どうも。』
あー、せっかく楽しく話してたのに、最初の江戸川さんに戻っちゃった。
涼「どうしたの?飲みに来たの?」
隼「そうそう!あの人いるかなーって思って!笑」
隼が言ってるあの人は、今僕と一緒に座ってるけど、さすがの僕もそこまでは教えてあげない。
涼「今日、来てないみたいだねー!」
『あの人って?』
隼「あ、江戸川さん、聞いてくれますー?あ、一緒に飲んでいいですか?」
『笑 どうぞ。』
何か、うっすらと笑った気がした。
僕には笑ってくれるまでに時間がかかったのに何か悔しいなあ。なんて。
隼「この前、ここに飲みに来たんですよ!そしたらめーっちゃ綺麗な人がおって、次会ったら話かけるって決めたんですけど、なかなか会えなくてー。」
その話かけたい相手は、今目の前にいるんだけどね。笑
隼が江戸川さんにあの時の事を話してると玲於が横から話かけてきた。
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はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年5月28日 8時) (レス) id: 3c3663544c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあ | 作成日時:2018年5月28日 0時