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No.14 ページ15

戸を開けて中に入るとメンちゃんと目が合った。

『こんばんは』


私と片寄くんの顔を見て、いつものカウンターとは違う少し離れた席を案内してくれた。

涼「どうですか?ここ。」

『うん、いい感じのところだね、』


ここは、知らないふりをした方がいいと思い、そんな事を言った。


お酒を頼んで、2人で飲んでいると



涼「江戸川さん、メガネ、外してみてください。」

『どうして?』


涼「なんとなくです。」


『やめておく。笑』



断ったのに、片寄くんの手がメガネに伸びてきた。



そしてメガネを外された。


『あ…』


涼「やっぱり。笑」



やっぱりってなんだろう。


涼「この前ここに来てましたよね。江戸川さん」



この前っていつのことだろう。


涼「男の人とカウンターで話してた時。僕もいたんです。」


まじか。気づかなかった。


とりあえず、外されたメガネをもらって掛け直した。


『うん、ここ結構頻繁に来るの。あそこにいるメンちゃんと仲良くて。』


涼「そうなんだ。前来た時いい感じだなって思って僕も気に入っちゃって!」

『そうなの!私もメンちゃんのところに初めて来た時に、気に入っちゃって!』

涼「そうなんだ!僕もメンちゃんさんと仲良くなりたいなー!あ、メンちゃんってなんていう名前なの?」

『メンちゃんさんって笑 メンディーだよ!すっごく話しやすくてね、色々相談に乗ってもらったりしてるんだー!』

涼「江戸川さん悩みとかあるの?」

『そりゃあ、人間だしね。悩みの1つや2つはあるよ!笑』

涼「へぇー、気になる!」



頬杖をついて私を見る片寄くん。


『んー、どうかな!笑 それよりも、涼太くんは悩みとか無いの?』

涼「悩みかあー。なんだろう。そうやって言われると思いつかないかも!笑」

『でしょ!私も思いつかないもん!』


なんて言ってみたけど、本当は悩みもあるわけで。


言った所で空気も悪くなるし、解決なんてしないから言わない。

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はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年5月28日 8時) (レス) id: 3c3663544c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあ | 作成日時:2018年5月28日 0時

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