公 認 悪 女 [ハイキュー]

その40　唖然とは ページ44

「ごきげんよう♡」

何 で い る

今だけ敵対している竹内くじらと同じ気分になった。

徹にべたべたくっつく西園えりなを見て一同は固まる。

覚えていない方に説明すると、竹内くじらが私に差し向けたお金持ちのぶりっ子で、今回は補習でいない……はずだった。

『くじらちゃんっ！ちょっと……』

「私も先輩と話したいところでしたっ！」

くじらと私は肩を組んでひそひそ話をする。

『何であいつがいんのさ！あんたが上手く嵌めたんじゃないの！？』

「何で先輩私が性格悪いの知ってんですか！？」

『あ、潔いね』

「はいそうですよ先輩を嵌めるあれやこれ考えてはいたけどあいつは用済みです」

『やっぱり？どうすんのさ！あいつもあんたに加勢すんの？』

「知りませんよ！てかあのお嬢くそうざいんです！」

『分かる！』

「とりあえず先輩は置いといてさっさとあいつ潰します！」

『私も！とりあえずあいつ潰そうか』

「先輩はその後でじっくりやりますからね！？」

『受けて立つ！』

話を聞いていた国見と金田一。
「えっなんか仲良くなってない！？」

「Aさんも竹内先輩も西園のこと大嫌いみたいだからね」



＊

side くじら

「聞きますけど、先輩のお金持ちのお友達はどうしたんですか」

合宿二日目。計算外の出来事が発生した。用済みの西園えりなが参加したのだ。

今は少し長めの30分休憩で、隅っこで先輩と会議中だ。

『ああ、すいれんのこと？』

北白川すいれん。聞くと、ハニースコーン仲間なんだとか。

「私はハニーシュガー飴派なんですが」

『美味しいよね』

……あれ？

なんかターゲットと仲良くなってしまっている気がする。

……どうしよう。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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