天才4歳児の脱獄1【約束のネバーランド】

Type.10 ページ11

貴「ｹﾎｹﾎ・・・・・あれ？」

ここは医務室のベッドの上

わたしはいつからここにいるんだろ

いつの間にか寝ていて、何も覚えてない


アンナ「あ、A、起きた？はい、お水だよ」


貴「ありがとう、アンナ！」

アンナから渡されたお水をゴクゴクと飲んでいく


貴「ｹﾎｹﾎ・・・・・アンナ、レイ・・・・・」


アンナ「あ・・・・・・」


貴「アンナ・・・・・？」

どうしてアンナは困ったように

悲しい顔をするの・・・・？

その時、ママが部屋に入ってきた


イザベラ「A、起きたわね、大丈夫？」


貴「うん！ママ、レイに会いたい！」


イザベラ「ごめんね、それは出来ないわ」


貴「！？なんで・・・・・？」

なんでレイに会っちゃダメなの？

どうして？なんで？

わたしが悪い子だから？

悪い子だからレイには会っちゃダメなの？


イザベラ「A、あなたは今、ストレスを抱えすぎて疲労が溜まっちゃってるの
激しい運動、ましてや鬼ごっこなんてAには危険なの
身体が弱い分はね、だから、しばらくはここで安静にしておきなさい
Aのことはアンナが見てくれるわ、レイには会っちゃダメ
Aが悪い子だから会っちゃダメって言ってるんじゃないの
Aのためを思ってそう言っているのよ」


貴「・・・・・・わかった・・・・・じゃあ、わたしが良くなったら、またレイとたくさん話せる？遊べる？」


イザベラ「えぇ、絶対にね、アンナ、よろしくね」


アンナ「うん」




貴「アンナ・・・・・ごめんさない・・・・アンナも、遊びたいよね・・・・？」


アンナ「いいよ、Aの傍に居られるから、私がいるから大丈夫だよ
早く良くなってレイに会いに行こう！」


貴「うんっ！」




〜notside〜


エマ「レイ？キョロキョロしてどうしたの？」


レイ「いや・・・・・Aの奴知らねぇ？」


ノーマン「いつもレイの所に来るのに珍しいね、アンナのところとか？」


レイ「そのアンナも居ない」


エマ「もしかしてママが・・・・・？いや、それはないよね！」


フィル「エマ〜！」


エマ「フィル！Aとアンナ見てない？」


フィル「さっき、医務室にいるの見たよ！」


レイ「医務室・・・・・クソっ・・・・！！」



イザベラ「レイ、医務室には入れないわ」


レイ「ママ、Aが発作起こしたんだろ！とにかくAに・・・」


イザベラ「ダメよ、レイには会わせない、レイ分かっているでしょう？」


レイ「クソっ・・・・・！！」

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