水氷竜の歌姫の世界への挑戦1 (ページ3)

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オリオンの刻印1 ページ3

～代表発表日前日～

鬼道Aが起きる前日、灰崎凌兵と稲森明日人がスーパーへと買い物に来ていた

稲森明日人が果物を手にする、それはバナナだった

灰崎「それはダメだ」

稲森「なんで？お見舞いの果物と言えばバナナだろ？」

灰崎「バーカ、彼奴がバナナ食ってるとこ想像して見ろ」

そう言われた稲森明日人はバナナを食べる野坂悠馬を想像した

稲森「・・・・・なんか違うような・・・？」

灰崎「だろ？彼奴が食うのはせいぜいプリンだ」

稲森「なんだよ、それ、あ、西蔭！」

灰崎「お前も野坂の見舞いか？」

西蔭「嗚呼」

灰崎「まさか・・・・それは野坂にか？」

灰崎凌兵はカート中に入ってるスイカに目をやった

西蔭「野坂さんはスイカに目がなくてな」

灰稲「・・・・えぇぇー！？」

その後3人は野坂悠馬の見舞いへと向かった

稲森「失礼しまーす、やぁ野坂！」

灰崎「よう」

野坂「2人とも来てくれたんだ！」

稲森「なんかすごい部屋だね」

野坂「わざわざ来てくれてありがとう」

稲森「うん、もうすぐアメリカに立つって聞いて」

野坂「そうなんだよ、今は向こうでやる手術のための検査中だ」

灰崎「で、具合はどうなんだ？」

野坂「心配はいらない、しっかり治して戻ってくるから、待ってて」

稲森「うん、また3人ですごいサッカーをやりたいしな！」

野坂「そうだね、それより、いよいよ明日だろ？」

稲森「日本代表『イナズマジャパン』の発表！！」

野坂「楽しみだね」

灰崎「どうでもいいさ」

稲森「えぇ～・・・代表候補としての招待チケットをもらって喜んでたくせに～」

灰崎「はぁ！？俺はただドリンクラウンジに入れるって書いてあって得したと言っただけだ！！」

稲森「またまた～、超喜んでたくせに！」

灰崎「おい、明日人！！」

そのやり取りに野坂悠馬は笑顔を見せていた

野坂「それとAの方はどうなんだい？その後の様子って・・・・」

稲森「俺は行けないけど、氷浦が毎日のように行ってて
まだ起きてないみたいだよ、氷浦が悲しそうに言ってた」

野坂「『アレスの天秤』の影響はかなりだったからね」

灰崎「今日も行ってんだろ」

稲森「嗚呼、明日は発表日だし・・・・それでだと思う」

氷浦「A・・・・・明日は『イナズマジャパン』の発表なんだ
絶対に選ばれてみせるから・・・・・」

氷浦貴利名は鬼道Aが眠っている部屋で

鬼道Aにそう呟いた