残酷な祈り【黒×橙】 ページ6
足元に落ちた紙袋は、その時何を伝えたかったのだろう。
橙「…なぁ、どういうことなん？これ…」
青「ま、マル、ちゃうねん、これはな、」
橙「ヤスには聞いてない。
アンタに聞いてんねん、どういうことなん？
裕ちん。」
黒「見ればわかることやん。
ヤスと、浮気しとった。」
青ざめていたりゅうの顔が
どんどん赤くなっていく。
橙「俺は…信じてたのに、
見損なったわ。
ばいばい、横山くん。」
抑えきれない涙が頬から流れ落ちた時、
りゅうは俺の部屋から出て行った。
青「……ええの？追いかけへんで。」
今の俺には、追いかける義務も、権利さえも、ない。
胸いっぱいに広がる罪悪感を無視すると
再びヤスを抱き寄せて、行為の続きをした。
隆平が悪いんや。
俺にこんなことをさせるまで放置して
他の人と仲良くしててんから。
俺をここまで不安にさせて、悲しませて
泣かせたのが悪いねん。
甘く甲高い声で啼くヤスに
その想いを行為に変えてぶつける。
夜が明けて
おれとヤスは、正式な恋人同士になった。
翌日の仕事に、マルは来なかった。
マネージャー曰く、熱を出してしまったそうだ。
でも２日後には今までと同じように
明るく優しい笑顔を見せる隆平がいた。
ほらね。
俺のことなんか、全く気に病んでない。
りゅうの中に俺の居場所なんてなかった。
この時、俺は
マルの優しさを盾に逃げていたんだ。
その後、ヤスとは長続きするわけもなく
4ヶ月で別れてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 378人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
丸山田(プロフ) - さくらさん» さくらさん、ありがとうございます！私は山田推しですが、雛マルもついつい書いてしまいます…笑これからも読んでくださるとうれしいです(^ ^) (2016年5月21日 15時) (
レス) id: 19824c8246 (このIDを非表示/違反報告)
丸山田(プロフ) - 優子さん» 優子さん、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2016年5月21日 15時) (レス) id: 19824c8246 (このIDを非表示/違反報告)
丸山田(プロフ) - ☆マル☆さん» マルさん！ありがとうございます…！只今実習中で更新が怠ってしまっていますが、もどって来たいと思いますので是非読んでください(^ ^) (2016年5月21日 15時) (レス) id: 19824c8246 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 最初から全部読みました。私は丸ちゃんが大好き！でも他のメンバーさんもそれぞれが素敵で、大好きなグループです♪ 残酷な祈り【黒×橙】 、愛と愛のせめぎ合い【紫×橙】 は好きな作品です！どのコンビも好きですが、紫×橙コンビは私の中でイチバン好き！なんです。 (2016年5月16日 10時) (レス) id: 9362b4fa96 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。全部良かったです。体調には気をつけて下さいね。 (2016年3月20日 13時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：丸山田 | 作成日時：2016年3月12日 23時
