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闇夜の光【紫×緑】 ページ13

俺らを繋げるのは



紫「おい、どうした?寝たか?」



緑「ん?ああごめん、ぼーっとしてもうた。」



声を繋げるこの機械だけ。



紫「疲れてるやろ?眠いなら言いや?」



緑「ううん、大丈夫。


俺より信ちゃんやろ?疲れてるのは」



紫「ううん、やりたいことをやらせてもろてるだけだから。


ごめんな、時間とってやれんで。」



緑「俺は大丈夫やって。


次一緒の仕事いつやっけ?」



嘘。


全然、大丈夫なんかやない。




最後に2人で会ったのは、いつだったかな。



あの優しい温もりに包まれたのは、いつだったかな。




紫「明後日の2時から。」



緑「おお、早。

よく覚えてるなぁ、信ちゃん。」



紫「お前の顔見られる日くらい把握してるわアホ。」


緑「え、そんなこと思っててくれたん?」


紫「おう、お前がいつも寂しそうな顔しとるから気にしてまうわ。」



でも、


そんな事言われたら離れたくなくなるやんか。



もっと会いたくなってしまうやんか。




緑「そんな分かりやすいかな俺…


ごめんな、大丈夫やから。」



紫「…そんな見え透いた嘘つくなや。


大丈夫やないやろ?今。


ごめんな。



明後日の仕事の後、空いとるか?



メシでも行こうや。」




緑「え?ええの?仕事は?」



紫「そこは空けといてん。


次の日も舞台あるからあんまり遅くまではおられへんけど…」



緑「それでもええ、会いたい。」



紫「やっと素直になってくれたな。」




仕事人間の彼だけど



なんだかんだ、ちゃんと見ていてくれる。




俺の寂しさも涙も全部お見通しで



その上で強がってしまう俺を、信ちゃんはどう思ってるのかな?






ずっとずっと、待ってるから




信ちゃんだけをみてるから




だから、ずっと俺と一緒にいてほしい。




緑「ありがと、信ちゃん。



大好き。」



紫「俺も。


早よ、会いたい。」





星の見えない、夜。

出会いは突然に【青×緑】→←赤面の裏【橙×青】



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丸山田(プロフ) - さくらさん» さくらさん、ありがとうございます!私は山田推しですが、雛マルもついつい書いてしまいます…笑これからも読んでくださるとうれしいです(^ ^) (2016年5月21日 15時) (レス) id: 19824c8246 (このIDを非表示/違反報告)
丸山田(プロフ) - 優子さん» 優子さん、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします(^^) (2016年5月21日 15時) (レス) id: 19824c8246 (このIDを非表示/違反報告)
丸山田(プロフ) - ☆マル☆さん» マルさん!ありがとうございます…!只今実習中で更新が怠ってしまっていますが、もどって来たいと思いますので是非読んでください(^ ^) (2016年5月21日 15時) (レス) id: 19824c8246 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 最初から全部読みました。私は丸ちゃんが大好き!でも他のメンバーさんもそれぞれが素敵で、大好きなグループです♪ 残酷な祈り【黒×橙】 、愛と愛のせめぎ合い【紫×橙】 は好きな作品です!どのコンビも好きですが、紫×橙コンビは私の中でイチバン好き!なんです。 (2016年5月16日 10時) (レス) id: 9362b4fa96 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。全部良かったです。体調には気をつけて下さいね。 (2016年3月20日 13時) (レス) id: 059e629431 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:丸山田 | 作成日時:2016年3月12日 23時

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