女狐【 wrwrd 】 (ページ37)

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第33話ページ37

(shp視点)

お互いのコップが空になり、少し時間がたった。

俺は、煙草を灰皿に叩きながら、周りを見ていると、

『さぁ、そろそろ花の会に行きましょ。』

shp「花の会って……。」

『あぁ、花の会の正式名称は、花会。俗に言う隠語よ、ちなみに意味は＿＿＿＿賭博場。』

shp「ｯ！」

煙草の火を消した。

『この件に関しては確定ね。でももう1つ確かめたいのがあるのよ……。』

shp「…それは？」

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『Торговля людьми(人身売買)よ。』

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心臓がドキリと音を立てた

『さっきから見てれば分かると思うけど、ここにいる客はみんな金持ち。着てる服が超ハイブランドだからね、ちなみに貴方の服。グルッぺンに渡されなかった??』

shp「はい。支給されましたけど、」

『それ、Tシャツだけで、何十万よ。』

shp「え"」

Aは笑いながら答える。

『あそこにいた見張りは私達が金を持ってそうか見定めてたのよ、ちなみに私の服も超高いわァ。』

shp「ｯ!!とゆうことは、」

『そう言うこと、ここはただのBARじゃない。一件BARに見せかけて、金持ちしか入れないし、下には賭博場人身売買犯罪の宝庫って事。証拠だけとって早いところ逃げましょう。ここ、叩けば叩くほどこの国のボロが出るわね。』

微笑みながら言うAに俺は再び

怖いという感情が生まれた。

俺がいる国は決して弱くない。

それは全てにおいて、もちろん情報探査力も。

国をあげて調査して出ない情報をこの女は、

持って、考え、知っている。

先日グルッぺンさんが自分たちに

「彼女は俺が唯一信用し、綺麗だと思える女だ。」

と、言っており、その時は頭の何処かで信用していなかった。

でも、今は違う。

この人は、本当に凄い人だ。

体の全ての神経が反応し、まるで体が彼女の毒に浸るような感覚。

俺の頬に一滴の汗が流れた。