女狐【 wrwrd 】 (ページ36)

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第32話ページ36

(貴方視点)

中に入ると、窓はカーテンが閉まっており、光は照明だけであった。

中にいる客に横目をやりながら1番奥の席に座る。

バーテンダーが注文を聞きに歩いてきた

「なにに致しますか？」

メニューを渡しながら言われ、

『レッドアイと、ファンジーネーブルをお願いします』

メニューを押し返しながら言う。

礼をし、立ち去ろうとするバーテンダーに小さく言った。

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『後、花の会に招待してください。』

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「……了解致しました。」

バーテンダーが部屋を出ていったのを目で確認した後、ショッピに目線をやり話かけた

『一応度数が低いお酒頼んだけど、お酒大丈夫な人?』

shp「全然大丈夫っす。」

『もしかしていける感じ？』

shp「はい、良く大先生に付き合ってるんで、」

『あぁ、あの人強いもんね。あ、なら今度この件終わったら付き合ってよ。高い酒出してあげるからさァ。』

shp「ご馳走様です」

にやけ顔で行ってきたショッピの腕を軽く叩きながら言った

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『どう？仕事は楽しい？辛くない？』

shp「あー、楽しいっすよ。仲間もいますし、」

『そう？ならよかった。』

shp「?どうしてそんなこと。」

Aが話しかけようと口を開くとバーテンダーが、
ふたつのコップと紙切れを持って来た。

「失礼します。こちらレッドアイと、ファンジネーブルでございます。それと……花の会までのチケットです。」

そう言いながら3つを机の上に置き、

「どうぞごゆっくり」

そう言って礼をし、離れて行く。

『さっきの話は後でするわ、まずは乾杯しましょ。』

shp「っす。」

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『「乾杯。」』

グラスが鳴り、2人は酒を喉に流し込んだ。