女狐【 wrwrd 】 (ページ34)

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第30話ページ34

(貴方視点)

ギラギラと太陽が照りつく。

気温が暑すぎて、遠くの景色がゆらゆらと揺れている。

そんな中、Aは黒いの日傘をさしながら賑やかな商店街を歩く。

「いらっしゃいませー！！！」
「今日はりんごの特売日！！！安いよ～、」

あちこちでは出店が出ており、店主の人らが道を歩く人達に声をかけていた。

『暑っついわね。ほんとにここ』

Aが呟きながら歩くと、横の看板に

ヤハナリ国都

と書かれていた。それを見ながら先も見えない真っ直ぐあるいて行く。

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『着いたわね。』

そこにはこないだ会議室で話した例のBARが見える。

『……ひと仕事しますか』

日傘をさしながら皮の手袋の指を握りしめた。

BARの横には見張りが2人。2人ともガタイが良く、手には警棒を持ち、

近づく人達に目を貼っている。

覚悟を決め、近ずこうとすると横から声がかかった。

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・

?「＿＿やめといた方がいいっすよ。」

・

Aはびっくりし、横を見てみると1人の青年が立っている。

彼は黒いTシャツ、ベージュのチノパンを履いており、マスクサングラスを着用。

少し警戒しながら話かけた

『…貴方は？』

?「…意外ですね。すぐに分かるかと思ったんですけど、」

Aは少し考えた後、彼に顔を近ずけ、小さな声で答えた

『……もしかしてショッピくん？』

shp「はい。でもここではウィンストンです。」

『…なるほどね、私はいつもどうりで構わないわ。それと1つ確認だけど…観光しに来たの？』

shp「そうっすよ。多分目的はAと一緒です。」

話かけてきた人が仲間だと知り、

少し肩の力を抜いた後、笑を浮かべながら提案をした。

『…ねぇ、僕。ちょーと、手伝ってくれない？』

shp「はい？」