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第16話 ページ16

(トントン視点)





俺は先に会議室から出たAを追いかけるように後を追った。


Aは日傘をさして外を歩いており、全身真っ黒なため、

太陽の光を吸収し、少し汗をかき額がキラキラ輝いている



2人でとぼとぼ歩くと、車庫に俺の車 黒色のボディーに赤色のラインが入った車が見える。



『懐かしいわね、まだ乗ってたんだ。』



tn「おん、なんだかんだ愛着が湧いてなぁ、故障する度に修理して、って感じや」

『ふ〜ん。』



俺はさっき部屋から取ってきた車のキーを取り出しスイッチを押した。

車のライトが2回点滅し、車のロックが解除されたのを確認してAに声を掛けた




tn「車乗り、」

『えぇ、ありがとう』


Aは横にあるバイクを見ながら答えた。




tn「ソレ、ちゃんと取っといてあるんよ、グルさんが修理に出してずっとそこに」


『!そっか、、。
…ッこれ最近誰かが触ってくれてるみたいね。』


バイクのボディーを触るAを見て、答える。


tn「多分ショッピくんやな、ショッピくんバイク好きなんよ、ほら奥にあるやつ」


そう言いながら指を奥にある3台のバイクを指差し、場所を教える


『3型か、彼中々渋いじゃない、』




そう呟くAは目を細めて3台のバイクを愛おしそうに見つめる。









tn「…乗りたいか…?」





『…当たり前じゃない、あの風を感じたいわぁ、、、。耳 治らないかなぁ』


Aは悲しそうに呟く。









tn「…鼓膜は1度傷ついたら治らんのやろ、」







俺は励ます言葉すら言えなかった。









『えぇ、一生ね。』


そう言い残すとAは車の助手席の扉に手を掛けた




『ねぇ早く!運転手さん、』









tn「おん、」


俺は運転席に座り、エンジンをかけ、アクセルペダルを踏み込んだ。

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ハルカ - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/sumireiro/』できたよ〜 (2010年7月11日 22時) (レス) id: c416ac9bc1 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - じゃあわかった!とりあえずサイトに乗せて (2010年7月11日 22時) (レス) id: cdbb4e9ac3 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - ぅーん・・・説明はミキに任せるわ! (2010年7月11日 22時) (レス) id: c416ac9bc1 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - とりあえず書こう (2010年7月11日 22時) (レス) id: cdbb4e9ac3 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 説明とか書くの? (2010年7月11日 22時) (レス) id: c416ac9bc1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:。チャン | 作成日時:2021年2月28日 20時

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