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「日葵、なんでここに？」
「あ、委員長に頼まれて、キッチン担当のリーダー呼んできて欲しいって･･･」
私の言葉にさとみは息をついて、前髪をかきあげた。
何かあったかな？
でも、取り敢えずは仕事しないと･･･
私はさとみと手を繋いだまま調理室を覗き込んだ。
「あの･･･」
声をかけようとしたところでスルリとさとみの手が離れる。
「金井、委員長が呼んでるって」
私の言葉を遮ってさとみがリーダーに声をかけた。
金井くんは軽くお礼を言って慌てた様子で駆けていく。
その様子を後目に他の人たちは各自の作業に集中していた。
「あ、さとみ、ありがとう」
「ん」
いつも通りの無愛想な返事をするさとみ。
作業に戻るのかと思ったらこちらにやってきた。
手を伸ばし私の頭を撫でる姿はエプロンのせいか、いつもより似合ってない。
「仕事ないなら暗くなる前に帰れよ」
つまりは暇人は早く帰れってことか。
「･･････待ってていい？」
「は？」
「さとみのこと待ってる。一緒に帰ろ」
私の言葉に少し目を見開かせ、眉を寄せるさとみ。
迷惑だったかな･･･？
さとみはいつも通りの無表情になると、もう一度私の頭を撫でた。
「早く終わらせる」
そう言ってエプロンのポケットからこれまた全く似合ってない三角巾を取り出して頭に着け始める。
他の女子と話してるのは少し胸がいたんだけど、頑張っている姿を見ると私は浮かれた足取りで教室に戻った。
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まるたちばな(プロフ) - アカリさん» バレバレですね笑 (2021年6月10日 1時) (
レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
まるたちばな(プロフ) - ふさん» 頭はいいので、わざと外してます笑 (2021年6月10日 1時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - あ、さとみくん絶対狙ってやってるな…？ (2021年6月9日 16時) (レス) id: a59834cb62 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - さとみくん逆に低いとこいくなんてすげぇww (2021年6月8日 23時) (レス) id: 31f90d92ba (このIDを非表示/違反報告)
まるたちばな(プロフ) - さのさん» チリソースと悩みました笑 (2021年6月7日 0時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるたちばな | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/marutatiba1/
作成日時：2021年5月29日 7時
