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「みんな喧嘩してるにきまってんだろ」

「これ、喧嘩なの?」

私は顔を上げた。

「・・・わかんねぇけど、俺らにとって揉めんのは十八番だろ。考えや気持ちは目に見えないんだから、黙ったままのほうが怖いじゃん。俺だって日葵が泣かないと、それくらい嫌だったんだってわかんなかった。それに、俺は日葵が泣くのをめんどうなんて思ったことない。日葵が感情殺して黙ってる方が怖いし、不安なんだよ」

「・・・私、泣いてもいい?ワガママじゃない?」

「お前のワガママなんて可愛いもんだろ」

何・・・普段可愛いなんて言わないくせに・・・
恥ずかしいじゃん・・・

私はギュッとさとみに抱きついて赤くなった頬を隠す。

「安心した。もう別れるって言われるんじゃないかって、面倒だって言われるんじゃないかって思ってた」

「それはこっちのセリフだわ。その・・・・・・女抱きまくってたのは、悪いって思ってる。けど、一応お互いに感情はなかったから・・・体だけ・・・」

「私、それがよくわかんない。好きじゃない人に体触られるの嫌じゃないの?好きだから触れたいんじゃないの?」

「・・・おこちゃまにはまだはえーよ」

そう言ってさとみは私の頭を小突いた。

今絶対に誤魔化した!!
私に関係ないところだから深堀りしないでってことだろうけど・・・

「・・・私、将来、さとみ以上に好きな人できるかな?」

「は?今それ言うか?いらねぇだろ?一生涯俺で十分。むしろ、ありがたいと思え」

「は!?何その上から目線!!」

「俺の方が上だし。優良物件だし。イケメンで、家事できる。いや、なんでもできる!!」

「ズルい!!」

何も言い返せないところ突いてきやがって!!
子供みたいだってわかってるけど自然と顔がムッとしてしまう。

「いいもん!そんなに言うならぜーんぶさとみにしてもらうから!!どーせ、私はできないし!!」

「おーおー、そーしろそーしろ。そのまま俺なしじゃ生きられなくなれ」

「それ本人に言わないやつ!」

これから高校、大学、就職と進んで、もし結婚なんてことになったときの私達の生活を少し想像して身震いしたところで「あ!」と声がした。

「なーんだ。仲直りしてるじゃん」

聞き慣れた呑気な声に私はすぐ振り返った。

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まるたちばな(プロフ) - アカリさん» バレバレですね笑 (2021年6月10日 1時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
まるたちばな(プロフ) - ふさん» 頭はいいので、わざと外してます笑 (2021年6月10日 1時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - あ、さとみくん絶対狙ってやってるな…? (2021年6月9日 16時) (レス) id: a59834cb62 (このIDを非表示/違反報告)
- さとみくん逆に低いとこいくなんてすげぇww (2021年6月8日 23時) (レス) id: 31f90d92ba (このIDを非表示/違反報告)
まるたちばな(プロフ) - さのさん» チリソースと悩みました笑 (2021年6月7日 0時) (レス) id: de1186ee03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるたちばな | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/marutatiba1/  
作成日時:2021年5月29日 7時

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