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瞬間、糸電話が私の手から落ちた。
なぜか。それは、
「……苦しい、黒尾」
「…我慢しろ」
いつの間にかすぐそばにいた黒尾に
苦しいくらいの力で抱き締められていたから。
あぁ、あったかいなぁ。
「…なぁ、もう一回」
「ん？」
「もう一回、さっき言ったこと言って」
「は…！？一回しか言わないって言ったでしょ！？」
「糸を通してなんかじゃなくて、直接聞きたい」
なんだそれ、糸電話で言った意味ないじゃんか。
ほんとに、わがままな奴だ。
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「――前からずっと好きでした、…鉄朗」
そう言えば、もっと抱き締める力が強くなる。
もう、何顔赤くしてんのさ。
「鉄朗は言ってくれないの？直接、その口で」
「…はぁ、そう言うと思った。…いいよ、何回でも言ってやる。
Aのことが好きだ。俺と…恋人になってほしい」
「…喜んで」
最初から君は、これを狙ってたんだね。
糸電話で告白なんて、意外と良いこと思い付くじゃん。
……それに、
「この糸が赤色なのも、よく考えられてるね」
「…“運命の赤い糸”をイメージしたからな」
この赤い糸は、私達を繋げた。
糸で想いを伝え、そしてきっと、これからもこの赤い糸で繋がれていく。
「ね、紙コップ持ってまたそっち行って」
「あー？まだなんか言うのかよ？」
「いーから！」
頭に ？ をつけている鉄朗を促し、紙コップに耳を当てたのを確認して
私はぽつり、こう言った。
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「永遠の愛を誓うよ、鉄朗」
『…俺もお前を一生愛してやるよ』
私達を繋ぐ赤い糸が
きらりと光って見えた。
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終わり
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明花ーめいかー(プロフ) - 愛永さん» 愛永ちゃんありがとう！かっこいい黒尾さんを表せられていれば幸いです( *´艸｀)こちらこそ、わざわざ見てくれて本当にありがとね*。 (2018年3月29日 18時) (
レス) id: 4be523f4d8 (このIDを非表示/違反報告)
愛永(プロフ) - 明ちゃん！！ヤバイ！！かっこいいよ！！もう…なんて言うか…ありがとうございます！！ (2018年3月29日 18時) (レス) id: ba4d172ca4 (このIDを非表示/違反報告)
明花ーめいかー(プロフ) - か○ぴすさん» 見てくれたの…！？ありがとう！黒尾さんはこういう子供みたいな遊びで大人な告白をしそうだったからね(？)笑 こちらこそ見てくれて本当にありがとう！ (2018年3月29日 17時) (レス) id: 4be523f4d8 (このIDを非表示/違反報告)
か○ぴす(プロフ) - なんっちゅー...。おまっ、はぁ...。これを黒尾さんでやるとこらへんほんとわかってる。大好き。素敵な作品ありがとー！！ (2018年3月29日 17時) (レス) id: 778c550596 (このIDを非表示/違反報告)
明花ーめいかー(プロフ) - 緋夏さん» 糸電話懐かしいですよね…私も久々にやってみたいです笑 好きな人からもやってほしいですね！キュンとします笑笑 閲覧、ありがとうございました！ (2018年3月29日 12時) (レス) id: 4be523f4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明花ーめいかー
| 作成日時：2018年3月29日 11時
