無限のお姫様 (ページ36)

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デート5 ページ36

横山side
明らかに雰囲気が普通の人と違う感じの人が俺たちの前に出てきた。全身黒のジャージとズボンでサンダルを履いている。このアパートの住人なのか。でもここでどうやって逃げようか。

「あの、僕姫ちゃんの大ファンなんです！！ここって姫ちゃんが住んでるアパートだよね？しかも2階の080号室！僕お隣さんなんだ～ご近所さん同士仲良くしない？？ねっ姫ちゃん」

〇〇が震えていた。普通のファンなら距離とかちゃんと保ってくれるけど、こいつは距離が近い。しかも無理矢理〇〇に触ろうとしている。ぶん殴ろうかと思ったが、これだと俺らの方が記事にされてしまう。

『う、うん。ご近所さんだったんだね！仕事の関係で挨拶出来てなかった笑笑よろしくお願いします』

「こちらこそ！姫ちゃんに会えて嬉しいよ。じゃあ早速僕の部屋にでも入ってお茶でもしようよ」ｸﾞｲｯ

横「その手を離せよ」

「どうしてだよ、僕は姫ちゃんに話があるんだ。横山くんには関係ないよ。ねっ姫ちゃん」

横「〇〇は俺らのメンバーなんよ。勝手に連れて行かれたら困るわ」

「横山くんはうるさいなぁ、良いの？2人の事ネットにバラしても」

横「今日は楽しい2人の思い出作れたんよ。最後にこんな思い出残されても困るねん」

「じゃあネットにバラしちゃうからな」

横「良いからその手を離せって言ってるんよ！！！離せゆうたら離せや！！！！！」

「ﾋﾞｸｯ」

横「〇〇を勝手に触ってんじゃねえよ、〇〇を触れるのは俺らとエイターだけなんよ！！！」

「ｸｯｸｿｯ」

？「あれ？姫奈さんじゃないですか。こんな所で何してたんですか？」

『佐藤さん！！』

横「佐藤？」

ﾁｲｻｲｺｴﾃﾞ『候くんあのね、この人が本当のお隣さん』

横「ならコイツって」

ﾁｲｻｲｺｴﾃﾞ『そう、ただの変な私のファン』

横「なら早く通報した方が」

ﾁｲｻｲｺｴﾃﾞ『そう、だから今片手で連絡してる』

横「そうか」

佐藤「あのぉ、どうされたんですか？横山さんと姫奈さん集まって」

『あのね…』今まであった事をお伝えする

佐藤「ならこの人じゃないですか！」

『そうなの、だからちゃんとメンバーにもマネージャーにも伝えなきゃなって思って』

横「この人？〇〇どうしたん？」

『候くんには後で伝える。みんな集まったらね』

横「みんな？」

『そっ』

ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ

急に俺らの前に出てきたストーカーは警察によって捕まえられた。