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｢ついたああああああ！！！！！！やっほーい！！！！｣
侑｢早まんなや、はぐれるやろ。｣
｢なんだ、金髪はわたしの義理のママンですかい？｣
侑｢ちょっと複雑な家庭ちゃうねん！！ってかはぐれて困るのAやないかい。｣
｢金髪……初めてわたしの名前を……トゥインクルトゥインクル♡｣
侑｢きっしょいねん。｣
金髪はついついその場の雰囲気に飲み込まれて駆け出したわたしの襟を掴んでズルズル引きずった。
それがかわちぃ女の子にすることかよ。
金髪の隣を歩くギンギンに助けを求める顔をしたが、目を瞑り首を横に振った。
ギンギンにも見捨てられたわたしはこれからどうしたらいいの！？！？
侑｢待たせたなー、サム、角名。｣
治｢おっそいねん。何日またせんねん。｣
侑｢分単位しか待たせとらんけど！？！？｣
角｢……ってか侑の手に持ってるそれはなに？｣
急に暗くなったなと思ったら背の高い男と金髪と同じ顔してる色違いがわたしを覗き込んでいた。
ってかそれって言うなよ、ちょっといいなって思ってしまったじゃねーか。
ってかてか金髪のドッペルゲンガー現れてるやん。
金髪もついにこの世とおさらばか。
わたしはせめてもの気持ちで金髪に手を合わせた。
侑｢何拝んでるん、ついに俺の神々しさに気づいたんか！｣
｢いや、合掌してる。｣
侑｢俺まだ死んでへんわ！！ってまーいーや、こいつが昨日説明したぼっち。可哀想だから一緒に回ってやってや。｣
｢ぼっちじゃないわ！今日友達100人作るんだし！｣
侑｢で、こいつらは俺と同じバレー部の治と角名や。サムは俺と双子の兄弟な。｣
そう金髪は言い終わると急に金髪はわたしの襟から手を離した。
いったいなぁ……危うくおしりがシックスパックになるところだったよ……。
そうか、ドッペルゲンガーじゃなくて双子だったのか……。
幻じゃなくてちゃんと存在してたんだなぁ。
そしてわたしはスカートの誇りを落として治と角名と紹介された男たちの前に立った。
そして両手を各自の方向に向け握手を求める感じにしながら言った。
｢よろしくっ！銀髪とチベット！！｣
治＆角｢｢よろしゅー/よろしく、ちんちくりん｣｣
こうして私たちは硬い握手を交わした。
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作者名：まるるん | 作成日時：2024年3月26日 11時
