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ハリーの後ろに隠れていたAにはマルフォイは気づいていないようで、先程の女性に肩を叩かれマルフォイは元の場所に戻る。

よかった。目をつけられなくてと少し安心する。

そして、女性は組み分けを始めると言えば扉は開き、女性はA達の前を歩き始める。

それに連なり歩いていく。


『ロン』

先程言われた言葉で少しだけ落ち込んでいるのがすぐに分かる。

『僕は、君の家系を素晴らしいと思う。何よりも僕は君の赤毛が大好きだ。もちろん。君のわかりやすい性格もね』


そう言えばロンは嬉しそうに満面の笑みで笑った。本当に分かりやすく単純だなと思う。Aは素直な人間が好きだったためロンのことも最初から好きだった。

その言葉に、ハリーは少しだけAを見る。
ハリーも素直なのだ。

『ハリー、君もだよ。僕は君がどんなに偉大なことを成し遂げたからと言ってその名前だけで関わったりしない。君自身を素晴らしい人間だと思っているよ』

そう言えば満足したように嬉しそうに笑う。二人とも可愛いなと思う。Aは、ハリーと同じくらい同い年の子供との関わりがなかったためどう付き合っていけばいいのか不安だった。だが、このふたりとならやって行けるとそう確信したのだった。


2列になって食堂を進むから、たまたまAの隣になったのはハーマイオニー。Aに気がついていないのか饒舌にホグワーツの歴史を語り始める。


『詳しいんだね。』

そう言えばAの方に目線を向ける


「へっ、あっ、ありがとう」

あからさまに動揺している。Aはなかなか面白い子なんだなと列車の中では見てなかった1面だから、もっと知りたいと思うのだった。


『君は、彼のペットを探してたんだね』

先程の少年のことだ。


「ええ。ペットがいなくなってしまったなら探すのを手伝うのは当たり前だわ。」


彼女もいい子なのだ。言葉選びと伝え方が少し間違っているだけで

『優しいんだね。』

優しく彼女に微笑めばまたしても顔を真っ赤に染める。

「その、ありがたいのだけれどあまり私の方を見ないでもらえるかしら。」

『なんで?』

「貴方は、無自覚なのかもしれないけれど。私の心臓が持たないから」


Aは言われていることが分からなかった。なぜ心臓が持たなくなるのか。なぜ彼女を見てはいないのか。全く理解不能だった。

『君を見るのは僕の自由だ』

「そ、そうね。頑張って私が慣れればいいのよね」


すると先程まで外を向いていた顔がAの方へ向き向かい合う。

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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです!!!!落ちとかって決まったりしてますか? (2023年1月31日 0時) (レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります! (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます! (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです!まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです!どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです!頑張ってください、応援してます! (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです!最後まで応援しています!! (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やまびこ | 作成日時:2023年1月27日 1時

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