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その一言は、ロンやハーマイオニーだけじゃなくその周りにいた生徒たちをも混乱させた。
あの、Aが死んでしまったかもしれないと。
グリフィンドール生はクディッチで勝ったことよりも、その事でパニックになってしまっていた。
騒ぎはどんどん広まり、しまいにはクディッチを見ていた全生徒がA・シャックルボルトの安否を気にし始めていた。
騒ぎを聞き付けたマクゴナガル先生が大急ぎでやってくる。
「何事です！」
｢A！A！！！｣
パニック状態になったロンは説明もできずただただ冷たくなったAの身体を温めるようにAを抱きしめている。
ハーマイオニーもAの左手をきつく握りしめてとめどなく溢れる涙が視界を邪魔しながらも懸命に祈りを捧げていた。
ネビルやシェイマス、ラベンダーやパーバティたちもAの傍から離れない。
「どいてください！私がみますから」
口で言っても聞こえていないグリフィンドール生に痺れを切らし魔法で無理やりAから退かす
生徒たちが掃けてAがはっきり見えるようになったマクゴナガル先生はその姿を見て固まってしまう。
いつも白い肌は血色がなく、胸もお腹も息をしていないからか動いていない。
「なんということでしょう。すぐマダムポンフリーの所へ。そしてダンブルドア校長先生にご連絡を。」
マクゴナガルは今日の朝、大広間で笑いながら朝食をとっていたAが、今では本物の人形のように息をしていないことに驚きを隠せなかった。
混乱する気持ちを押し殺して対処していく。
ハリーは、無事クディッチで勝てたことを誇りに思っていた。そして周りのメンバーもハリーがスニッチを取ったことを大いに喜んでいた。
しかし、先程まであった歓声が悲鳴のようなものに変わる。
スリザリンのクディッチチームの1人が箒で上を見に行ってきたのか青ざめた顔をして戻ってきた。
「おい、あのシャックルボルトが息してないらしいぜ」
その言葉で、グリフィンドール、スリザリン両チームとも時が止まる。
僕が、クディッチをしていた間にAに何が起きたんだ。
Aは大丈夫なのか。その時、ハリーの額の傷が痛み始める。次第に痛みはまして立っていられなくなる。
視界が真っ白になって、体の力が抜けていくのがわかる。
「おいっ！ハリー！ハリー！」
ハリーの耳に自分を心配する声が聞こえた。でも、それに反応することはハリーにはできなかった。
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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！！落ちとかって決まったりしてますか？ (2023年1月31日 0時) (
レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです！まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです！どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです！頑張ってください、応援してます！ (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです！最後まで応援しています！！ (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年1月27日 1時
