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「ミスターシャックルボルト。なぜ呼ばれたのか分かりますね？」
『いいえ。分かりません。』
マクゴナガル先生の厳格な姿はいつまでも変わらないらしい。Aは早くこの場を去りいと思っていた。
あまり自分自身を見つめられることが好きでは無いから。
「あなたは、自分の行いをなかったことにするのですか？」
Aは呼ばれた理由に心当たりはあった。だけれど、バレてはいないと確信していたのだ。
「バレていないと思いましたね？生憎私は全生徒へ目を向けています。貴方がマッチ棒を針に変えた瞬間から気づいていましたとも」
やっぱりそうだったか。Aはもう一生好奇心に乗せられて実行しないと心に決めた。
「なぜです？なぜ隠そうとしたのですか」
『先生もお分かりでしょう。これ以上目立ちたくないんです。』
「目立つ？何故ですか？それはあなたの容姿ですか？それとも家柄のこと？」
質問攻めだなとAは眉をひそめてしまった。
「それとも、友達に迷惑をかけたくないから、ですか？」
その言葉に何も言えなかった。
図星だったからだ。容姿を変えることも家柄を変えることも出来ないけれど実力を隠すことは出来る。
これ以上、ハリーは僕が目立とうとも彼自身が目立っているので問題は無いかもしれないがロンの肩身が狭くならないようにと思っていたのだった。
「答えないのなら、それを肯定と捉えます。」
「ミスターシャックルボルト。あなたは少し考え方を改めた方がいいでしょう」
その言葉にAはイラついてしまった。
友を思うことは行けないことなのか？
「貴方は、ウィーズリーの事を下に見ているのですか？ハリーポッターと自分がいる事で窮屈ではないかとそう考えているのですか？」
「その考えは間違っています。本当の友なら自分を隠す必要は無いのです」
『下になんて見ていません！本当に大切な友達だと思っています。だけど、これ以上ロンの落ち込んだ顔を見るのは嫌なのです』
「それは違います。ロナウドウィーズリーはあなたのことを心から誇りに思っているはずです。それに、彼自身も素晴らしいものをもている。」
「それは一人一人の個性なのです。あなたは、周りとは違い恵まれているかもしれない。それもあなたの個性です。ここは学校ですよ。その個性を潰しては何も始まりません。」
その言葉は、今のAにとってもこれからのAにとっても大きな言葉となった。
本当の友を得るなら、自分を偽らないことだと。
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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！！落ちとかって決まったりしてますか？ (2023年1月31日 0時) (
レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです！まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです！どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです！頑張ってください、応援してます！ (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです！最後まで応援しています！！ (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年1月27日 1時
