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Aは1人、大きな鏡の前に立っていた。
周りを見ても自分以外誰もいない。
髪を触ってみるも長くない。
けれど、この鏡に映っているのは少女なのだ。
Aは男なのに、何故女の子なのか。
そして周りには赤毛の大柄な男性と鏡に映る少女と同じ髪と瞳を持つ女性がたっている。
自分の父でも母でもない。
そっと鏡に触れようとすれば、またしても景色は変わる。
鏡の中の少女は少し大きくなり白いドレスを身にまとっている。隣には白いスーツを着たとても端正な顔立ちをした少年が少女を見つめて笑っている。
誰なんだ、これは。
次に映し出されたのは、森の中に少女は座り込み魔法動物と戯れている。気弱そうなでも優しげな瞳を持つ少年と楽しそうにしている。
Aは怖くなってその場を去ろうとするが、足が動かない。なんだこれは。
体が勝手に鏡の方へ向き直る。
次も背景が変わりこじんまりとした小さな部屋が見える。
そこには自分より少し幼い少女がこれまた端正な顔立ちをした赤い瞳の少年と話している。
お互いに笑いあってさも楽しそうだ。
そして、また背景が変わる。
その瞬間Aは息を呑む。ハリーだ。なんでここにハリーがいるんだ。でも隣にはロンもハーマイオニーもいない。
とても顔の整った黒髪美男子と優しい顔をした少年、そして気弱そうな少年が左にいる。右側には、スリザリンのローブを着た陰湿そうな少年とさっきの美男子と似て整った顔立ちをしている少し幼げな少年。その隣に赤毛の緑の瞳を持った少女がいる。
こわい、何を見せられているのかAには到底理解できなかった。この場から逃げたいのに、離れられない。
｢お主はそこで何を見ておるのじゃ？｣
聞き覚えのある声が聞こえる。ダンブルドア校長先生の声だ。
『この鏡、魔法がかかってるからだと思いますけど変ですよ。』
怖気付いていると気が付かれたくなくて冷静に声を保つ
｢どうしてじゃ？｣
『僕じゃないんだ。映ってるのは。』
｢ふむ、それはなかなかに面白いのぉ｣
『僕と同じ髪色をした女の子が立ってて』
｢どんなじゃったか？｣
『最初は、両親みたいな人に囲まれてて、次に映し出されたのは真っ白なウエディングドレスをきてて』
その言葉にダンブルドアが少しだけ反応する。
｢そうじゃったか、A。もうここへは来ては行けない。わしが談話室まで連れていこう。足が動けんじゃろ。｣
『ありがとうございます。ダンブルドア校長先生。』
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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！！落ちとかって決まったりしてますか？ (2023年1月31日 0時) (
レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです！まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです！どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです！頑張ってください、応援してます！ (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです！最後まで応援しています！！ (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年1月27日 1時
