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その後は散々だった。
2人1組になり、おできを治す簡単な薬を調合させた。
もちろんAはハーマイオニーとペアになった。
珍しいことに、お気に入りそうなマルフォイとまさかのAは注意を受けなかったのだ。
Aはその事に少し気味悪がっていた。
何故だろうと。
そんなことを考えながら調合していれば、隣の鍋から嫌な匂いと音がし始めた。
その音を聞き、1人の生徒を覗いてみんなが避難した。
鍋を作っていた本人であるネビル・ロングボトムだった。
足がすくんで逃げられないのだろう。
Aはもう鍋がもたないことを知っていた。このままではネビルが危ないと思った。
咄嗟に彼を上から抱きとめた。その瞬間鍋が爆発する。
周りから悲鳴が聞こえる。どうしよう。このままではあのシャックルボルトがおできだらけになってしまうと。
鍋の爆発と同時にAは杖を取りだし大きな声で叫んだ。
『プロテゴ・マキシマ！』
辺りは静まり返った。そして、問題の中心を覗けば何一つおでき薬を被っていない2人がいた。
スネイプは慌てて杖をひと振りしてこぼれた薬を片す。
「バカ者！」
「シャックルボルト、今回は君が1年生では知らない使えない呪文を使ってネビルロングボトムを助けたことは賞賛しよう。しかし、もしそれが出来ていなかったら大事になっていたのは君の方だったのだよ。シャックルボルト！」
なぜだ。心配されているのか。Aは少しびっくりした。
その後ハリーが集中攻撃を受けまたもグリフィンドールに1点減点
スネイプは念の為2人に医務室に行くようにと伝えた。
2人で医務室に向かう途中、重い口を開いたのはネビルだった。
「その、ごめん。君に迷惑かけて」
『ゴメンじゃないさ、ありがとうだろ？』
『それに、僕が君を守りたくしてたことだ。君が無事でよかったよ。』
その言葉にネビルは心が救われた。いつも謝ってばっかりいた出来の悪い自分に手を差し伸べてくれたのだ。
『失敗は誰にでもある。それが人より多かったとしても間違いを知った分だけ人は成長できるんだ。君は多くのことを学んでいるよ』
ネビルは自分を助けてくれたシャックルボルトを本物の王子様だと感じたし、それ以上に素晴らしい人格の持ち主だと賞賛した。
そして、僕はいつかこの人のようになりたい。そう思わせた。
「本当に、ありがとう」
その言葉を聞いたAは優しく微笑む。ネビルにとってAはヒーローになったのだ。
『君に怪我がなくてよかった』
なんて素晴らしい人間なんだ
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あずき(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！！落ちとかって決まったりしてますか？ (2023年1月31日 0時) (
レス) @page31 id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - フォールさん» 私も大好きな小説なので気がつけばたくさん更新してしまいます笑頑張ります！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
まるものぷ(プロフ) - 真昼さん» とても嬉しいです。ありがとうございます！ (2023年1月29日 21時) (レス) id: c6b5f1ed5f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - この小説に出会えて良かったです！まだまだ序盤の方だけどとてもおもしろいです！どうか主様のペースで最後まで筆記し続けて頂けると幸いです！頑張ってください、応援してます！ (2023年1月28日 21時) (レス) @page13 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - この先、どうなっていくのか楽しみです！最後まで応援しています！！ (2023年1月28日 8時) (レス) id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年1月27日 1時
