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『あー、めっちゃ気まずかった。ものすごく気まずかった。』


なんだあの雰囲気は、3年間同じクラスだった同級生の名前を間違えるくらいに気まずかった。


『って、何ビビってんのよ。私は日本が誇るトップアイドルなのよ!そんなんじゃ』


先程私が入った部屋から白髪の男の子が出てくる。



気まずすぎて選手の顔しっかり見てなかったけど、あの子が脱落者なのか。


私は彼のプレーを見たことがある。


高校生サッカーの中じゃ上手い方なんだろうけど


『物足りないんだよなぁ』


彼のプレーを見た時から思ってた。


この人はこれ以上先にはすすめないと。私の中の誰かが言う。



とりあえず、気を取り直して中に入りますか


『あの、戻ってきま』


「うぎゃぁぁぁぁああああ」


私を見てガッツリ叫ぶ。

『え?』


なんか、お化け屋敷のお化け役みたいじゃん。


「な、なんでっ!なんでっ!!ここにcocoroちゃんがいるんだよ!!!!」


『あ、はい。cocoroです。とりあえず、あなたですよね怪我してるの』



「うっ、うっす!!!!俺、五十嵐栗夢って言います!!」


「大ファンっす!!!もう会えて光栄っす!!!」


『あの、とりあえずテーピングしてもいいかな?』


「ほんと、こんなところで会えるなんて。俺っ俺っ」


『だぁ!うるさいわ!この坊主!』


『私は今、貴方の怪我をテーピングしにきてんの!!人の話くらい静かに聞けないの!?』


また、あの時みたいに静かになる。


あ、やっちゃった?


「ごめんなさい」


『私の方こそ、言い過ぎたごめん』


この空気がやっぱり気まずくて素早くテーピングをしてこの場を去ろうとする。


「ねぇ!まってよー!」


部屋を出ていこうとすると腕を掴まれる。


黄色のインナーの入った可愛らしい男の子と向かい合う。


「わぁ!やっぱりすっごく可愛いね!」


そりゃ、当たり前だけど。なんて心で思いながらありがとうの気持ちを込めて微笑む


「俺、蜂楽 廻!好きに呼んで!」


いきなり自己紹介されておまけに両手で握手付き


『廻、よろしくね』


廻はすごく嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねる。


「cocoroちゃんはもしかして、あの絵心とかいう人が言ってた僕たち選手のお世話役?」


お、せ、わ、や、く?


『ん、どういうことかな?』


「なんか、俺らの面倒を見てくれるスペシャルな人を呼んだって」


全然、全然いいけど!!まぁスペシャルな人だけど。


『あー、そういうことみたいだね』


なんか、少しだけ不安になってきた

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設定タグ:ブルーロック , 愛され , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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(名前)(プロフ) - 😎👍 (2023年1月17日 19時) (レス) @page12 id: 6868ad981d (このIDを非表示/違反報告)
もも - めっちゃおもしろいです!最高や…。 (2022年12月28日 16時) (レス) id: 010901fb4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やまびこ | 作成日時:2022年12月22日 23時

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