4話【総悟13】 ページ6
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神は私を見捨てた...そう言ったっけか。
いや、諦めるのは早かったらしい。
「――――仕方ないっス、Aが寝てる夜の間に地球に行くしか方法は無いっスよ。」
「そうでござる晋助。Aに脱走されると困るが、今回の取引は仕方ないんでござる。」
「...分かってらァ」
そんな会話が聞こえたからだ。
神はまだ私を見捨ててはいなかった!!
むしろひいきしてくれてる!マジでありがとう神様!
「多分本番は明日か明後日...流石にノープランはマズイかなぁ。」
そう考えるが艦の設計図や案内図的なのは無い。
探したけど無い。
だったらもう当たって砕けろっつーかなんつーか、やれるだけやってみろよ作戦だ。
松岡ナントカが頭に浮かんだのは振り払って、ニヤニヤする。
だってスゴい楽しみだ。
例えればクリスマス前だ。
...例えられているのかどうか?聞かないでほしい。
「晋助の言うような怖い所じゃない筈だよ。
きっと晋助は地球で何かあったんだ。ハブられたりしたんだ厨二病だから。」
1人でうんうんと頷き、明日の事を考える。
明日逃げ出したら何をしよう?
まずは宿を探そうか?
なるべく強い...晋助から私を守ってくれそうな人の所へ。
「例えば...えっと...白い人とか!」
白ナントカという異名を持っていた戦争の英雄さんの名前は思い出せなかった。
でもとりあえず訪ねてみようか、と考えながら、ニヤニヤと自室へ戻ったのだった。
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総悟13(低浮上)(プロフ) - ◆戦場の椿姫◆さん» コメントありがとうございます!読み返していただけるなんて嬉しいです!ありがとうございます(笑) (2017年8月22日 19時) (レス) id: 56f522caa1 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ◆戦場の椿姫◆さん» ありがとうございます!!完結した作品を何度も読み返してくれるのは、作者側としては本当に嬉しいです!! (2017年8月18日 15時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
◆戦場の椿姫◆ - わぁぉ…凄くいい作品だネ♪ヤバイ…全部読み終わってもまた何回も読み返しちゃってる… (2017年8月18日 11時) (レス) id: 3e81e6a0f7 (このIDを非表示/違反報告)
総悟13(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!高杉カッコいいですよねー!こちらこそありがとうございます(笑) (2017年1月6日 19時) (レス) id: 467c9905a7 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - りんさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます!!!頑張って書いた甲斐があります! (2017年1月5日 10時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:殺し屋総悟13 x他2人 | 作者ホームページ:総悟13のホームページ?
作成日時:2016年12月12日 21時