【銀魂】総督さんと脱走少女【高杉晋助】

25話【堕天使】 ページ27

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「･･･何してやがる、神威･･･。」



ナイスタイミング晋助！神様に見えるよ！･･･と巫山戯たことを言える空気でもなく。
私は口を閉じて神威が退けるのを待っている。



「･･･アハハ、別に何もしてないよー」

「明らかにしてただろ。バッチリ見た」

「戯れてただけ」

「俺にはそうは見えなかったが？」



バチバチと視線が交わされる。何この空気。
「ま、まァそんな怒ることもないよ晋助くんよ。私は無事だし･･･ね？」と晋助の方を宥めると「そういう問題じゃねーんだよ」と一言。



「え、え、じゃあどういう問題･･･」
「ちょっと黙ってろ」

「怒りすぎだよ少し。そんなにこの子が大事？」

「あ？」

「ちょっと過保護過ぎるんじゃない？･･･ま、」



「あとはお二人でー」なんて言いながら部屋を出て行った神威は何の悪気も無さそうにしていた。

･･･いや、いやいやいや。今の晋助と二人にされても困る。



「･･･お前は、」

「ん？」

「少し無防備過ぎだ」

「･･･は、はぁ」



そう言って晋助も部屋を出て行く。一人残された私は頭にハテナマークを浮かべる。
無防備･･･とは。確かに私は鎧なんかつけていないけれど。



「･･･防具屋に行けってこと･･･？」



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