Hesitation (ページ8)

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送ってくれると言うので

翁田さんに送ってもらっているが、特に会話はなし。

何が話そうかなー、と思っても異性と話すことは

あまりないため、緊張して話せない。

こうして、横に並んで歩くと、翁田さんは

とても背が高い方だと思った。

私が高校のときは、極わずかに180cmの人がいたけど

改めて見るとやはり男性だなーと思った。

大勢「あの、石崎さん」

『…んぇ、あ、はい！』

しまった変な声が出てしまった。

…翁田さんなんか笑ってる？

『な、何笑ってるんですか…』

大勢「ふははっ、だって、んぇ、とか変な声出すし、可愛ええなっと思って、いひひっ笑」

『なっ…！そ、そこまで笑わなくても…！』

大勢「す、すみません笑ふははっ、でも可愛いですよ｣

『か、可愛いなんて…！』

翁田さんこんな人だっけ…

もしかして女癖悪い人…？

『そんな、可愛いなんて言ったら、か、勘違いします…』

大勢「…！勘違いですか、」

しまった、つい言ってしまった

これじゃ私が翁田さんのこと好きみたいじゃないか

翁田さんだって好きな人くらいいるだろし、

大勢「してもいいですよ、勘違い」

『…え？』

大勢「そんな俺誰に対しても可愛いなんて言うやつじゃありませんよ」

『ど、どういうことでしょうか…？』

大勢「鈍感ですね〜"A"さんは」

『な、なまえ、』

大勢「ダメですか？」

『ダメじゃ、ないです』

すると翁田さんはにこって笑って

大勢「家どこですか？」

『あ、ここです…』

大勢「じゃあ、またAさん」

『は、はい』

翁田さん…どうしたんですか？