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「心配するな。我々は学級委員長委員会だぞ?」

 三郎はユキちゃんにも負けないようなニヒルな笑みを浮かべる。二人の笑顔の戦いが繰り広げられる中、庄左エ門がトモミちゃんに話しかけた。

「三人はA先輩が大好きなんだね」

「当たり前よ! なんと言ってもA先輩は優しくて、可愛くて」
「成績も優秀でしゅし、私たちを本当に大切にしてくれて」
「強くてカッコいいの!」

 一年生三人のこの息の合い様。確かに可愛いかもしれないが、それ以外はまだ分からないなあ。

「昨日秋宮ハルも言っていたな。Aを泣かせたりしたら許さないって」

 三郎も盗み聞きしていたらしい。

「そうですよ! A先輩はくのたま全員で守ってきたんですから」

「とっても純粋なんです。忍たま達に汚されたらたまったもんじゃありません」

 ユキちゃんトモミちゃんは酷いな。確かに年頃の男子ばかりの忍たまは信用ならないかもしれないが、まさかの汚物扱いだ。Aちゃんがあんなに男に耐性が無いのも、原因の一つはくノ一達の過保護っぷりに間違い無いだろう。女って互いに喧嘩したり嫉妬したりすることが多いと思っていたが、くのたまに関しては凄い団結力だ。

「ユキちゃん、トモミちゃん、それは失礼でしゅよ」

 おシゲちゃんが流石に叱責する。

「謝ってください」
「……ごめんなさい」

「いや、いいんだ。Aちゃんは心配せずとも忍たまと上手くやっていけるよ。なあ三郎」

「ああ。意外と肝は据わっているみたいだしな。あいつのことを大切にするなら、少しは旅をさせてみるのもいいと思うぞ」

 俺と三郎が言うと、三人のくノ一の卵は顔を見合わせた。

「そうですね。今日はありがとうございました」

 ひとまずは納得してくれたみたいだ、苦虫を噛み潰したような顔をしているが。トモミちゃんがちゃんとお礼を言ってくれた。いや、恐るべしくのたま。今日のAちゃんが余りにも違いすぎて感覚が鈍ってしまったようだ。

 とりあえず、今日分かったことはAAの大体の性格と、周りのくのたまの守りの硬さだ。緊張しがちなだけで、男が嫌いな訳では無いこともわかった。

 それにしても面白い子だ。近いうちにまた話せると良いんだけど。

暴走と逃走の段→←▽



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設定タグ:忍たま , RKRN , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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砂糖水 - (_;´꒳`;):_同じくぅぅぅぅ (2023年3月21日 21時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 天女じゃない所は良き、ですがオリキャラとモブは無理だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(((泣 (2023年3月4日 17時) (レス) @page12 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - 初心者Mさん» 自分では仲のいい忍術学園しか想像出来ず、こうなりました笑 鼻血が出てますよ□ヾ(・∀・`o)フキフキ読んでくださってありがとうございます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)
初心者M - 天女ものではない所が、好きです。(鼻血) (2021年3月17日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさん、ありがとうごさいます!誰にも読んでもらえないと思っていたので凄く嬉しいです! (2021年3月17日 14時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まみむー | 作成日時:2021年3月16日 12時

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