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突如、真上から話しかけられる。顔を上げると五年生の先輩が、私の上からジュンコを覗き込んでいた。それから、ふと思い出したように私を見下ろすとニカッと笑った。

「AAさん、だよな。生物委員会にようこそ!」

『よ、よろしくお願いします…………』

私、この一日で本当に成長したと思います。こんなに近くにいられても絶叫したり、心臓発作になりかけたりしなくなったんだもの。ちょっと声がしなしなになるだけ。

ていうか、何か見覚えがあるんだよねぇ、この先輩。

「しゃ……」

前方からのジュンコの声に私は再びそちらを見る。先輩の言葉を思い出し頭巾を取ると、後頭部にあったお面の紐をしゅるりと解く。面をはずし、両手を広げてジュンコに近づいた。

『おいで、ジュンコ…………』

「しゃー!」

すぐに来てくれた。差し出した腕にそっと身を寄せ、頬を押し付ける。それから私の腕に登ると肩まで巻きついてきた。

『凄い、来てくれた』

思わず言うと、先輩も感心したようだ。

「ジュンコが懐くなんて珍しいな。怖くないのか?」

『怖がる必要なんてありません。だって、この子も女の子ですから』

ジュンコと目を合わせる。パッチリとした黒目はアーモンドみたいだ。全身を美しい模様が覆っていて、シュッとした細身はスタイル抜群。

『美人さんだね、ジュンコ。本当に可愛い』

微笑みながらそう言うと、ジュンコは嬉しそうに頬にすり寄ってくる。それがくすぐったくて、思わず笑い声が漏れた。その後ろで、先輩はAA……と呟いていた。

「あー! 思い出した!」

急な大声にびっくりして先輩を振り返る。さらに思ったより近くにいたことに驚いて飛びのいた。

「君、オールナイトサバイバルで救護班だったろ! 三年前の!」
『そ、そうですけど』

 また懐かしい名前を。オールナイトサバイバルは学園長先生の突然の思いつきで開催された、その名の通り真夜中の生き残りだ。どんなことをしたかは詳しく覚えていないが、くのたまみんなが救護班に駆り出されて中々ハードだったのは覚えている。そう、怪我人続出だったのだ。

 ちなみに私も駆り出された。ビビりすぎてほとんど泣いてたという黒歴史があります。そのせいで手当てできたのは一人だけでした。ん?

『竹谷先輩ですか…………?』

「お、覚えてたんだな!」

 竹谷先輩は嬉しそうに笑う。竹谷………八左ヱ門先輩だ。そうじゃん、こんな髪してたわ。忘れてた自分の記憶力が恐ろしい。

▽→←委員会見学その七の段



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設定タグ:忍たま , RKRN , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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砂糖水 - (_;´꒳`;):_同じくぅぅぅぅ (2023年3月21日 21時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 天女じゃない所は良き、ですがオリキャラとモブは無理だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(((泣 (2023年3月4日 17時) (レス) @page12 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - 初心者Mさん» 自分では仲のいい忍術学園しか想像出来ず、こうなりました笑 鼻血が出てますよ□ヾ(・∀・`o)フキフキ読んでくださってありがとうございます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)
初心者M - 天女ものではない所が、好きです。(鼻血) (2021年3月17日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさん、ありがとうごさいます!誰にも読んでもらえないと思っていたので凄く嬉しいです! (2021年3月17日 14時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まみむー | 作成日時:2021年3月16日 12時

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