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ただ、疲れてはいるようだった。面で顔は見えなかったが、だんだんと口数が減っていた。周りからの視線も気にしていたのだろう。

それでも放課後には、私の愛する石火矢達の話を熱心に聞いてくれた。嬉しくて私もつい熱が入り、気がつけば夕方になってしまっていた。悪いことをしたが、嫌われてはいないようで安心だ。
男が苦手だと言っても疎んでいるわけではないようで、あんなに話を聞いてくれるのなら友達になれて良かったと思う。


「ほう、私も話してみたいものだ。きっと良い友になれるだろう。何と言っても成績もナンバーワン、実技もナンバーワンのこの私はっ」

「うるさい。Aは男が苦手なんだぞ」

 話が長くなる前に遮る。ったく自分語りが好きなやつにろくなのはいない。

「え、くのたまなのに?」

 滝夜叉丸は困惑したようだ。そこに新たな声がかかる。

「三木エ門」

 振り返るとくノ一教室四年生の秋宮ハルがいた。目がパッチリとしていて可愛らしい顔ではあるが我々は本性を知っている。毒が大好きな毒実験の主犯だ。

「ハル。どうしたんだ」

 そう言えば、Aとハルは同じくのたまの同級生ということになる。Aを今日初めて知った以上、二人で一緒にいるところは見たことがないが。女同士で仲は良いのだろうか。

「Aが世話になったわね。ずっと一緒にいてくれたんでしょう?」

「まあ、隣の席だからな。今は一緒じゃないのか?」

「すっかり疲れてて、晩ご飯も食べずに寝ちゃったわ。よっぽど男子と話すのに疲れたみたい」

「嫌われてるんじゃないの?」

 喜八郎がズケズケと言う。うっと私は怯んだ。それを見てハルは笑う。

「それは心配ないわ。むしろ好かれてると思う。ただ、泣かせたりしたら許さないわよ」

 最後の言葉は我々に向けられたものだった。冷たい刃のような響きに一瞬寒気がする。先程の心配は無用だったようだ。

「そんなことするものか。なぁ、滝夜叉丸、喜八郎」

「ふははは、勿論だ。私が女性を泣かせるはずがなかろう」

「ん」

 うーん、心配だ。ハルも思ったのだろう。ため息をつく。

「あんた達ってやっぱり馬鹿ね。まあいいわ。明日もAをよろしくね」

 言いたいことだけ言って行ってしまった。ウギギギギと後ろ姿を睨みつけるが無駄だ。やはりくのたまは性格が悪い!

更なる試練?の段→←クラスメイトの回想の段



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設定タグ:忍たま , RKRN , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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砂糖水 - (_;´꒳`;):_同じくぅぅぅぅ (2023年3月21日 21時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 天女じゃない所は良き、ですがオリキャラとモブは無理だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(((泣 (2023年3月4日 17時) (レス) @page12 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - 初心者Mさん» 自分では仲のいい忍術学園しか想像出来ず、こうなりました笑 鼻血が出てますよ□ヾ(・∀・`o)フキフキ読んでくださってありがとうございます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)
初心者M - 天女ものではない所が、好きです。(鼻血) (2021年3月17日 21時) (レス) id: 8867205e66 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさん、ありがとうごさいます!誰にも読んでもらえないと思っていたので凄く嬉しいです! (2021年3月17日 14時) (レス) id: bb04bdd80d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まみむー | 作成日時:2021年3月16日 12時

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