【w.r.w.r.d】兄さん、あのね。 (ページ11)

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六つ目ページ11

前回の続き

貴「あぁ..済まない...ヴァッサだが、これだけは覚えておいてくれ、俺はみんなのことをカゾクだと思うくらいには大切にしているよ。」

ヴァ「申し訳ありません...でした。」

ギルは徐に立ち上がり、自分たちの基地である廃墟の窓の外を見た。
すると、部下の一人が急いだようにギルとヴァッサの部屋に入ってきた。

部下１「ほ、報告します！！！フランメ様が、我々国に囚われたとの報告がありました！！」

貴「ヴァッサ...言っただろう」

ヴァ「はい。申し訳ありませんでした。」

ギルは部下に向き直り言い放った。

貴「フランメは俺とヴァッサで迎えに行きます此処の警備を任せます。」

部下１・ヴァ『了承しました』

貴「ヴァッサ行くぞ...うちの参謀を返してもらいにな...」

---我々国---

フランメside

フ「(きっと、彼には御見通しだったんやろうなぁ...にしても)嫌なものを見たなぁ...」

？「たまげたなぁ...こうやって捕まっとんのにそうやって他のことを考える余裕があるなんてなぁ」

フ「おやおや、こんなところにこの国のナンバー２がお見えになるなんて、何かあったんですかねぇ...」

トン「やっぱり、俺らのこと知っとんのか」

フ「まぁ、これでも作戦参謀やからなぁ、、、」

フランメとトントンはお互いに一歩も引かない口応答だ。

そこへ、緊急ブザーが鳴り響いた。

フ・トン『！！！』

互いは反応は同じだが、余裕なのはフランメだった。

フ「おやおや、もう迎えが来てしまいましたか...彼が来るまでもないのに、、」

トン「お前の仲間か、、、おい、来い。」

トントンは鎖につないだフランメを連れて総統室に向かった。
---総統室にて---

グ「トントンそいつか、前回取り逃したと言っていた二人組の一人は、」

トン「おう。せやで。こいつや。」

フ「この間？？あぁ、彼と紅茶の買い出しに来たときかぁ、、、」

トン「え、まじで紅茶買いに来ただけなん？」

フ「ええ、あとはこの国の幹ｂ、、、？「それ以上情報を流すのは賢いといえないと思うなフランメ。」もういらしゃったんですか？」

グルッペンとトントンが誰もいないはずの窓の方を見ると、黒いローブを身にまとった男...否まだ背丈的には少年ともとれる男が窓の外にあるテラスの淵に座っていた。

トン「！！」

グ「ほぅ、、、素晴らしい、、俺達に気配を悟られずにここまで来たとな？」

---続く---