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もしかして……。西城の奴、あたしが貴利矢と付き合ってるのがバレないように……？確かに、季実子はこの中であたしが貴利矢と付き合ってるのを知る唯一の人物で。あたしも奴の好きな人を知っている。所謂秘密を共有する仲だ。そうか、あたしの秘密を守ることで、自分も秘密を守ってもらおうと。打算の行為なのかもしれないが、助かったことに変わりはない。あたしは奴の手に乗る事にして「だから嫌だったんだよ……」と、携帯電話にロックをかけるとパーカーのポケットにそれを仕舞い込んだ。
「あたしも結構ブラコンだからさぁ、でも恥ずかしいじゃん？バレんの」
「彼氏じゃなかったんかよ〜！つまんな！」
「不完全燃焼だから明日那が好きな奴言え〜！」
「えぇっ！？なんでわたし！？」
飛びかかってきた火の粉を振り払うように、明日那は大森と梶から逃げようとする。が、大森の羽交い締めは強い。すぐさま明日那を捕まえると、二人がかりでさっきあたしにやったように明日那の上に跨った。
「安心しなって、誰にも言わねーから」
「そうそう、結構ウチら口硬いかんね！」
そう言うやつほど信用できないのだが。しかし、大森と梶の迫力が凄すぎて明日那に加勢しようとしてもできない。こちらに飛び火してきても困るし。季実子も同じようで、あたふたしながら明日那の周りをうろついている。
「ほんとに！ほんとに居ないんだってば〜！重い〜！」
「……ほんとに居ないみたいだから、退いてあげよう」
最後に季実子がそう言えば、大森と梶は互いに顔を見合わせ。ニヤリと口角がを上げながら……。次の標的を季実子に変えた。
「あっ、ちょ、ちょっと待って！わたしも居ない！居ないの！」
「強く否定すればするほど怪しいんだよ〜！」
「よいではないかよいではないかー！」
なんだか段々、あの二人が悪代官のように見えてきた……。あれよあれよと言う間に捕まる季実子。まずいな、あたしも助けてもらったんだから助け舟出さないと……。しかし、どうすべきか。考えあぐねている間にも季実子が悲鳴をあげる。そうして考えた結果出たのは。
「お、お前らはどうなんだよ？大森、梶」
「ウチら？」
秘技、だったらお前はどうなんだよ？である。二人は互いに顔を見合わせにっと笑うと、あたしらを見据え言った。
「ウチらが教えんのはいいけど……」
「皆ちゃんと白状すんならね」
逃げ道は無いようだ。
一旦今浪先生の乱入により、部屋の中は騒然とし。
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サインバルタ(プロフ) - 雪華さん» ちょっと存じ上げませんね… (2020年7月22日 21時) (
レス) id: 4afdb47c62 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - トランスフォーマープライムは知っています？ (2020年7月22日 16時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
サインバルタ(プロフ) - 横峯俊さん» わ〜（泣）ありがとうございます…！生憎只今一旦全て消して書き直ししているところですが、もっと良いものを書けるよう頑張りますので今後ともよろしくおねがいします…！惣一貴利矢さん推し見つけられて滅茶苦茶嬉しいです…！ (2020年1月26日 18時) (レス) id: 4afdb47c62 (このIDを非表示/違反報告)
横峯俊(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！惣一さんも貴利矢先生も小説が少ないので、毎回楽しみにしています！ (2020年1月25日 9時) (レス) id: e7388357bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サインバルタ | 作成日時：2018年12月21日 5時
