第4話 ページ4
壁外調査の最終日。
帰還中に、巨人に襲われた。
とにかく動ける小隊を全てそこに注いで事なきを得たが、今はここでじっとしていられないので生存者の確認が取れない。
とにかく壁内までもう少しだったので、各々の判断に任せて帰還する事にした。
壁の門の前でそれぞれの班からの負傷者数の報告を受ける。
ハンジが持ってきた負傷者リストの中にAの名前があった。
「Aの怪我はどうなんだ？」
他の兵士と変わらないトーンでハンジに尋ねると、
「入院させる予定だよ。全身打撲でどこ動かしても激痛があるみたいだからね。本人曰く、全身筋肉痛レベルだって言ってるけど、自室療養させたら無茶しそうだし」
と、肩をすくめて言った。
本当は見舞いのひとつでも行きたかったが、壁外調査の後の団長とは忙しいものだ。
まず報告書作成だけでも1日仕事だ。
その後は上層部や、資金を提供してくれている貴族への直接の報告もあるし、それを兼ねた食事会にも参加しなくてはならない。
兵士達が一番疲れているはずなのに、彼らに直接ねぎらいの言葉をかけられる暇などない。
自分には家庭がないが、もしあったとしても逃げられていただろうなと思う。
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ララ(プロフ) - pさん» コメントありがとうございます。エルヴィンが大好きなので、楽しんでいただけたならとても嬉しいです！ (2021年10月2日 2時) (
レス) id: fde67403b5 (このIDを非表示/違反報告)
p(プロフ) - ララさんの書かれるエルヴィンが大好きです。素敵なお話、ありがとうございます！！！(￣^￣゜)♡ (2021年10月1日 20時) (レス) @page20 id: 237578d476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ララ | 作成日時：2020年12月29日 10時
