第75話 ※ご奉仕してます。注意です。エルヴィン視点寄り ページ28
「エルヴィン、お嬢様と何か秘密があるんでしょ」
「…え？」
「内容までは分からないけど、訳アリそうだなと思って。…言えない事？」
「…ああ。今は誰にも言えない。…だが、時が来れば必ず話すよ」
そこまで聞いたAは、不意に視線を落とした。
「…エルヴィン、これ。ずっと当たってるんだけど」
その視線の先には、入院着の上からでも分かる位に立ち上がったエルヴィンのソレがあった。
2人は黙り込む。
「いや、そう言う事ではないんだ。決して」
変に冷静にそう言ったエルヴィンは、おもむろにシーツを掴んでその上に掛ける。
「知ってるだろう。俺は、疲れたりするとこうなりやすい」
「知ってる。あと、知的好奇心がくすぐられた時もね。楽しみなんでしょう？明日受けられる報告の内容が。それにしても……ははは、」
思わず吹き出してしまったAをエルヴィンは困ったように睨んだ。
しばらく笑ったAだったが、軽く謝るとエルヴィンが掛けたシーツを剥がした。
「いい？」
立ち上がっているソレを指さしたAの言葉の意味が一瞬分からなくて、エルヴィンは目を白黒させた。
「このままじゃ気持ち悪くて眠れないでしょ？」
「いや、だが…」
「嫌なら言って。何もしないから」
「…」
「いいのね？」
Aは椅子から降りると床に膝をついて、ベッドに座っているエルヴィンのモノを口に含んだ。
「、待て！ちゃんと拭いていない」
「いい」
そう言いながら、口の中で舌を這わせる。
久しぶりのAの奉仕に身震いがした。
貴族のお嬢様とたまに身体を重ねるが、彼女が何かをすることはない。
しかしそれはおかしなことではなく、彼女たち貴族は夜の営みでは何もしない人が多いのだ。
Aといるようになってから付き合いのようなお嬢様との行為以外はしていなかったから、Aと距離を置いてからの日数を考えたら本当に久しぶりの感覚に息が漏れた。
耐える様なエルヴィンの様子に、Aは悪戯っぽい表情でわざとみたいに音を立ててくる。
「…っはぁ、…」
思わず漏れたエルヴィンの声に、Aはいやらしくソレを舐めあげる。
「エルヴィン、相変わらずコレに弱いね。もう出す？」
妖艶な声色と、股の付け根を撫でる手つきに我慢できず、エルヴィンは思わずAの後ろ頭を掴むと自身のモノに彼女の頭を押し付けて、その形の良い口の中に全て吐き出した。
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作者名：ララ | 作成日時：2021年5月7日 20時
