イゾウとミニイゾウ(リクエスト) ページ10
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エ「なぁAは？」
そう言って食堂に顔を出したエース。
イ「そう言えば見ないな」
マ「昼飯食って遊びに行ったよい」
どこに行ったかは知らないがな。と付け足すマルコ。
エ「ちぇー一緒に昼寝しようと思ったのによー」
と言ってドカッとイゾウの横に腰掛ける。
イ「にしても静かだな」
隊長たちが遊んでいないにしろ、基本的に船員やナースたちと遊んでいるA。
甲板からも遊んでいるような声は聞こえない。
探しに行こうか、と3人で話していたとき。
『いぞ〜！！！』
食堂のドアを開けてこちらにきたAの姿に皆は口をあんぐりと開けた。
イゾウの着物を羽織り、ズルズルと長い部分を引きずりながら、前は帯の意味がないくらいだだ開けで可愛いヒヨコパンツが覗いている。
帯も如何にも適当に巻き付けました、とでも言うような感じ。
そしてなんと言っても顔に白粉をまだらに塗って、不格好に左の方だけはみ出した紅。
そして何も施してなく、純粋なキラキラとした目。
きっとイゾウの部屋に忍び込んで、机の上の化粧道具に手をつけ引き出しのイゾウの服を引っ張り出したのだろう。
静かにしていたのはこれか、と皆が思った。
エ「いや、可愛いけども。可愛いけどもA、流石に怒られるんじゃ…」
なんてったってイゾウだ。エースがAと同じ事すれば船から紐で宙ぶらりんにされ、海王類の餌にされるであろう。
マ「イゾウ、そんなに怒るなまだAは子供だよい」
イ「……は？」
みんながビクゥっと肩を揺らした。
イ「怒るわけないだろ？誰がどうしてこんな天使を怒るんだ？理解できねェ」
椅子から立ち上がり、Aの前に立つ。
イ「A、1人でよく頑張ってお化粧したな。今まで見てきた女より別嬪さんだ」
そう言って、だだ開けの着物を閉め、ズルズルと引きずっていた着物の丈を器用に直し帯を締め、頭を撫でてやれば、Aはより目を輝かせてにっこり笑った。
『いぞ、しゅき〜！』
そう言ってイゾウの胴に抱きつき、頬にちぅっとキスをした。
不格好なキスマークがイゾウの白いほっぺに刻印される。
イ「…一生残してぇこの跡っっっっ……」
くっと悔し涙を流し、親父に見せに行こう、とルンルンで2人で親父の所へ向かった。
そこからイゾウはことある事にAに紅を指すようになった。
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羅鬼 - 載せていいですよ！ (2022年11月16日 19時) (
レス) @page26 id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
羅鬼 - 良ければ！どうぞ！ https://picrew.me/image_maker/11529/complete?cd=dbvrUG1uF2 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりたんぽ | 作成日時：2022年10月18日 22時
