子どもと大人(リクエスト) ページ30
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マ「じゃ、あったかくして寝ろよい」
『うん…』
日も落ちて船内が徐々に静まり返る頃。
マルコはAを仮部屋へ案内する。
一時的とはいえ流石にもう一般の女性と言える年頃の女の子に、一緒に寝るのは申し訳ないと思い用意した部屋だ。
ベッドに、丸テーブル、ソファ、本棚と少し殺風景だが部屋として申し分ない。
マ「なんかあったら隣の部屋のナースを起こせよい」
『うん、わかった。おやすみ』
少ししょんもりしているAだったが、何故かはわからなかったマルコはAが部屋へ入ったのを確認すると自室へと戻った。
夜が深けた頃。
マルコはまだ書類整理をしていた。
そのとき、コンコン、と申し訳なさ程度のノック音が聞こえた。
マ「よい…ってAか。寝れねぇのかい？」
『うん…』
枕を片手にやってきたA。
きっと一緒に寝たいのであろう。魂胆は見え見えだ。
マ「少しは女としての自覚を持って欲しい頃だが…。仕方ないねぃ」
ほらおいで、と手を広げれば、ポスリと身を預けてくれるA。
抱きしめ合いながらそのままゆらゆらと揺れてベッドへAを寝かせる。
布団を掛けてやればポツリと話した。
『なんだか大人にならなきゃいけないと思って…少しさみしい…』
少しずつ取れていく子供としての概念を押し潰して今日一日を過ごしたAにとって、楽しくも寂しげな1日だったそうな。
マ「…みんなそうだよい。俺だっていつでも食いしん坊で甘えん坊、それに泣き虫なAでいて欲しいと思うよい」
ニヤリと笑って意地の悪いことを言うマルコ。
マ「…ゆっくりでいいよい。大人になるのは」
な、と言いながらお腹をポンポン叩いてやれらすぅっと眠ったA。
そういう所も、変わってないんだねい。
『しゃっち、ごはんくだしゃい！』
『えーしゅ、あーしょーぼ！』
『んふふ、いぞーかみのけかわいいして？』
『まるこ、だっこ！』
次の日にはしっかり戻ってましたとさ。
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巫缶さん、noaさん、長らくお待たせ致しましたm(_ _)m
同じようなリクエストだったので同じで書かせていただきました！
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羅鬼 - 載せていいですよ！ (2022年11月16日 19時) (
レス) @page26 id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
羅鬼 - 良ければ！どうぞ！ https://picrew.me/image_maker/11529/complete?cd=dbvrUG1uF2 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりたんぽ | 作成日時：2022年10月18日 22時
