食欲と人参(リクエスト) ページ26
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結局Aの可愛さに折れた兄たちは、Aのお皿に乗っている人参をエースの方へ回す。
だが大切な事は教えてやらないといけない。
サ「A、少し聞いてくれるか？大切なお話だ。」
椅子に座るAの前に中腰になって話しかけるサッチ。
サ「Aはお野菜が何処でできるか分かるか？」
『…ちゅちのなか？』
サ「大正解だ。じゃあここでお野菜って出来ると思うか？」
『…おみずしかないよ？』
サ「そうだよな。ぶっちゃけて言えば、できねぇんだわ。野菜は土がなぇから作れない。肉を食いてぇけど草がある所にしか牛はいない。簡単にご飯は手に入らない、それが海の上。だから定期的に島に着いてるだろ？そこには楽しむ以外の目的の1つに、食料を調達しているんだ
…だからな、俺が言いたいのはだなA。嫌いなものは嫌い。それは仕方ねぇが俺頑張るからよ。Aが美味しく食えるようにサッチ隊長率いる4番隊！精一杯お勤めしますので、人参さんに少しは挑戦してくれると嬉しいぜ。｣
最後に二カリと笑って、Aの手を握るサッチ。
『…ご……えしゃ……』
サ「ん？」
『ごぇんなしゃぁぁぁあぁい！！！！うわぁぁぁぁぁぁん！！！！！』
人参を残した罪悪感と海の上での厳しさ、そしてサッチの優しさで感情がぐちゃぐちゃになったA。
サ「何も謝ることねぇって！A、な？泣くな泣くな」
眉を八の字にして、困ったように笑いながら白いエプロンで優しく涙を拭いてやるサッチ。
『ふぇぇぇん、しゃち、のごはんしゅき…！ﾋｯｸ…いっぱいたぇうう〜〜！！！にんじんしゃ、ごめんなしゃぁぁい！！』
サ「俺もAが大好きだぜぇぇぇぇぇ！！！！！」
ひしりと抱き合う2人。
イ「ごめんなさいできて偉いな、お嬢」
エ「一件落着ってやつだな！」
マ「お前は何個か嫌いな物があった方が食料庫がカラカラになることはねぇよい」
エ「…マルコもサッチからの教育が必要みてぇだな！！」
マ「こっちのセリフだよい ꐦ ꐦ」
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コメント欄の方でリクエストしていただき、もう執筆済みのリクエスト希望のコメントは消してあります！
自分が見やすくするために消させてもらいました。ごめんなさい(涙)
応援のメッセージもしっかり目に通し、心に留めながら今後のお話の整理をつけたので大分すっきりさせました。
私の中でリクエストに応えたコメントは消しているので、自分のリクエストした話があるかご確認ください。
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羅鬼 - 載せていいですよ！ (2022年11月16日 19時) (
レス) @page26 id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
羅鬼 - 良ければ！どうぞ！ https://picrew.me/image_maker/11529/complete?cd=dbvrUG1uF2 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりたんぽ | 作成日時：2022年10月18日 22時
