モビーとハロウィン(リクエスト) ページ19
.
10月31日はAにとって大好きな日だ。
なぜならお菓子が沢山もらえるから。
そんな可愛い愛娘に振り回される兄たちの1日が始まる。
サ「お〜!早起きさんだな、A!おはようさん」
朝早くから厨房に立つサッチの元へ行けば、白い歯を輝かして二カリと笑って挨拶をしてくれる。
『しゃち、あ〜よ!かぉちゃのしゅーぷがのみたいでしゅ!』
サッチの足に抱きついていつものご注文をする。
サ「よし!Aのためならサッチ率いる4番隊総動員で働くぞ!!」
と言って寝起きで少し跳ねている後ろ髪をフワリと撫でてくれた。
そんな少し肌寒い風が吹いている今日はハロウィン。
朝ごはんを食べたらナースのお姉ちゃんたちに仮装させてもらい、兄たちを巡る旅に出るつもりだ。
A自身は今日の事は内緒のつもりだが、兄たちには筒抜け。
だがソワソワ、ワクワクしているAを兄たちは微笑ましく見て知らんぷりを装う。
マ「A、今日は何かあるのかよい?」
少し意地悪でマルコが聞く。
『んふふ、なーもなぃの!まぅこにもなーしょ!』
笑みを漏らしながらマルコの口元に手を持っていき、むぐ、っとマルコの口を抑える。
そんなAが愛おしくて、そのまま抱きしめた。
Aも大好きな兄に抱きしめられて嬉しくて抱きしめ返す。
それからナースのお姉ちゃんに連れられて仮装をした。
かぼちゃをモチーフにした、パンプキンコスチュームだ。
かぼちゃの顔が描かれたゆるりとしたワンピースは、下にいくにつれてもっとふんわりとさせている。
パンプキン型の帽子を被り、手にはカゴを持って準備完了。
早速甲板へ出て兄たちを探した。
.
モビーとハロウィン(リクエスト)→←熱と注射(リクエスト)※後半
1323人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
羅鬼 - 載せていいですよ! (2022年11月16日 19時) (レス) @page26 id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
羅鬼 - 良ければ!どうぞ! https://picrew.me/image_maker/11529/complete?cd=dbvrUG1uF2 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きりたんぽ | 作成日時:2022年10月18日 22時