イゾウと寝巻き ページ5
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『わぁぁぁ〜！！』
イ「こら、暴れるな」
『きゃぁ〜！』
寝間着を羽織らせるだけでテンションが上がり、くるくると回るA。
イゾウは帯を手持ち沙汰に大きな腕でAを捕まえた。
Aの寝間着は、一斤染めの布に黄色の牡丹が描かれている。
手馴れた手つきで帯を締めるイゾウと、嬉しくて嬉しくて仕方ないのかすぐ目の前にあるイゾウの頭にぎゅうっと抱きついているA。
もういちいち可愛くてしかたない。
イ「そら、出来たぞ。みんなに見せに行くか？」
『くぅ！』
ルンルンでイゾウと手を繋いで廊下を歩けば、すれ違うお兄ちゃんはみんな声をかけてくれた。
「お、可愛くしてもらったな〜A！」
「着物なのか？似合ってるぞー！」
「こりゃー別嬪さんだな！」
少し照れてイゾウの腕に隠れるも、その頬は緩みっぱなしで、むふふ、と笑う声が聞こえる。
そこへエースが走ってやってくる。
エ「A！なんだか花の妖精みたいだな！」
そのままAを抱き上げてくるくると回る。
『えーしゅ〜！』
Aも大好きなエースに褒められて嬉しいようだ。
それから寝る時間になるまで、一人一人のお兄ちゃんの元へ回って褒めてもらったそうな。
__翌日
イ「くぁ…………ｸｸｸｯ!」
欠伸を噛み締めた後、Aを見ると、まぁなんとも見事なほどはだけていた。
もう色々通り越して笑い一択しかでないようなほど。
イゾウはAを起こさないように食堂へいき、マルコを呼び出した。
マ「ﾌﾟｯ………なんとなくこうなる事は予想できたよい」
Aを見たマルコはやはり笑った。
後から起きてくるお兄ちゃんたちはイゾウの部屋に立ち寄ってダイナミックな寝相とそれに相似た寝巻きの惨い姿に大爆笑だった。
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羅鬼 - 載せていいですよ！ (2022年11月16日 19時) (
レス) @page26 id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
羅鬼 - 良ければ！どうぞ！ https://picrew.me/image_maker/11529/complete?cd=dbvrUG1uF2 (2022年11月13日 16時) (レス) id: 56358738e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりたんぽ | 作成日時：2022年10月18日 22時
