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Aは鳥居を潜り抜け、小走りで階段を駆け降りる。
「ごめーん、おまたせ!」
「走んなくていいぞ、躓く」
三ツ谷が慌ててAの元へ行き、躓くことのない様に体を支えた。
「今日は折角だし、待っててくれたみんなで帰ろ!」
「えー俺ジャンケン勝ったのに!」
「マイキーは今度一緒に帰ろ?」
「うん、Aスキ」
「はい離れろ」
ぴっとりとAにくっついたマイキーをすぐ引き離す龍宮寺。最早様式美である。
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「それにしてもこんな遅くなると思わなかった。みんなごめんね…」
と、申し訳なさそうに謝るAの頭を、ポンと軽く触る龍宮寺。
「Aがこんな夜遅く、しかも1人で帰る方がヤベェだろ。俺らは平気だ」
「そうっスよ、Aさん。幾らでも待ちますよ?俺!」
「は〜?俺の方が長い間待てるし!」
「歳下に張り合うなよ、みっともねーぞ」
と、一気に騒がしくなるみんなを見てAは楽しそうにクスクスと笑う。
その笑い声に一同はぴたりと言い争うを辞め、Aの顔を見た。
「やっぱりみんなだいすき。いつも優しくしてくれてありがとっ」
そう言うと、全員「当たり前」と声を揃えた。
「Aから大好き♡って言われちゃった」
「お前、都合いいとこしか聞いてねーな」
「場地もだろ?」
「アレは俺に対して言ってただろ」
「違いますよ、俺です」
「ボコされてぇの?千冬」
「…あ!そういえば」
と、マイキーが何か思い出したかの様に言う。
「楽しかったか?A」
そう尋ねられたAは、今日1番の笑顔を浮かべる。
「うんっ!」
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まる(プロフ) - 律さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - YUKIさん» よかったです…!続編もよろしくお願いします。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
律 - 90話が2つあります (2022年3月24日 14時) (レス) id: 9309c00326 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 見るのが初めてだったのでよかったです。 (2022年3月1日 17時) (レス) @page32 id: 4941e1735c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 芹奈さん» 遅くなり申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたので良ければご確認ください。 (2022年2月3日 1時) (レス) @page16 id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まる | 作成日時:2021年9月21日 17時