どろり。 2 【東京卍リベンジャーズ】

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来たるAとエマのデート日。


「…Aちゃん、可愛すぎるんですけど」
「ほんとー？エマちゃんに言われたら自信つくなあ」


エマはAの姿を見るや否や、目をキラキラ…よりは、目をハートにした様子で見惚れていた。


珍しく女の子(エマ)と遊ぶということでAは気合を入れて着飾っていた。


「エマちゃんもすっごく可愛い。黒似合うね」
「あ、ありがとう…！Aちゃんとデートだから気合入れたの」

Aちゃん大好きー！と抱きつくエマ。Aはそのままエマを抱きしめ返し、手を繋いだ。

「よし、行こっかエマちゃん。デート♡」
「…すき」




_____

「うわー、人多い」
「はぐれないようにしないとね」


この日は運悪く満員電車だった。2人は硬く手を繋ぎ直す。



「よし、乗ろう！」
「うんっ」

2人は覚悟を決め、満員電車へと乗り込んだ。



しかし___



「エマちゃん！」
「うっ、Aちゃん！お店で合流ね！！」



所詮女子の力は群衆に負け、2人は離れ離れになってしまった。


そのままはぐれた状態で、Aは降車駅の六本木へと降り立った。



「…エマちゃん大丈夫かなあ」

ていうかどうやっていくんだろ。と不安げにそう呟いたとき、Aの後ろから声がした。





「あれぇ、迷子ぉ？♡」

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