どろり。 2 【東京卍リベンジャーズ】

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「…え？」
「なんで？」


真一郎に詰め寄るA。矢張り少し取り乱した様子だ。


「A、イザナに首絞められただろ」

「彼奴(イザナ)は、Aに依存してる。しかも、かなり危ない方向に」


真一郎は見ていた。イザナの依存心がAに牙を剥くのを。

これ以上2人の接触を許し、Aが取り返しのつかないことになってしまっては遅い。

そう思った真一郎は、Aにこの話をしたのだった。


「それに彼奴は人1人殺してる。前少年院に入ったのもそれが原因だ」

「イザナが、人殺し…？」
「そうだ」


目の前が真っ暗になるA。頭がぐわんぐわん揺れるような感覚に襲われ、思わずテーブルに倒れ込む。




「Aっ！大丈夫か？」
「頭が、痛い…！」



頭を抱えたままテーブルに伏せたままのA。真一郎は慌てて介抱し、レジで代金を支払い、Aを抱きかかえ外へと出た。




「…仕方ねェ、家連れてくか」

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