どろり。 2 【東京卍リベンジャーズ】

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「なんだァ？テメェら…」
「勝手に入ってきてんじゃねェよ！！」

花垣の学校に無断侵入し終わると、ぞろぞろと3年生らしき軍団がA、マイキー、龍宮寺の前へと立ち塞がる。

「その点は申し訳ありません」
「頭なんか下げんなよ、A。A悪くねーし」

俺が無理やり連れてきてるだけだから。と言うマイキー。自覚はあったようだ。

「オマエ等、Aに頭下げさせた罰。食らわせてやるよ」
「A、下がってろよ」
「…はーい」


龍宮寺の言葉におとなしく従うA。


「はい、しゅーりょー」
「早くタケミっち呼ぼうぜ、マイキー」
「そーだな」


ものの数分でマイキーと龍宮寺は大勢いた3年生を伸してしまった。Aは心の中で伸びてしまった人たちに手を合わせる。



「お、いたいた」
「…え？」
「遊ぼうよ、タケミっち！」

スタスタと、当然かのように教室へ入ってくるマイキーに花垣は驚愕する。


教室の外に出ると、2人にボコボコにされ、みっともない姿で廊下に横たわる3年生を目撃した花垣は口を大きく開けたまま立ち尽くした。

「さ、3年生の皆さん…あの、なんスか？これ」
「あ？これ？Aに謝らせたから伸しといた」

そう言い放った龍宮寺に、花垣は恐怖で息を呑む。

………と同時に、聴き慣れないAという名に反応していた。


「あのー、昨日から気になってたんスけど…Aさんって、どなたですか………？」






「Aのこと呼んだ？タケミっちくん♡」
「ッ！？」


ひょい、と龍宮寺の後ろから現れたA。花垣は息をするのを忘れるほど驚いた。


…可愛すぎるだろ、この人！

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