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「すんません、この間連絡した佐野です」

「嗚呼!佐野さんお待ちしておりました。今イザナ君呼んで来ますね!」


真一郎が施設の人と話してる間、Aは真一郎と手を繋ぎながらソワソワと落ち着きのない様子だった。


「ん、A。ここ座ろうな」
「はーい!」

ぽんぽん、と叩かれた椅子の上に座り、黒川イザナを待つ。

机と、椅子が3つ。それしかない空間。静かな空気に耐えられずに真一郎が口を開こうとした瞬間___


ガチャリとドアが開き、外から入ってきたのは


「…シンイチロー、と、…A?」

「おー、とりあえずここ座れよ」



褐色の肌に、アメジストの瞳。そして柔らかな色素の薄い髪の毛を揺らして部屋に入ってきたのは、何度も手紙のやりとりをした"黒川イザナ"であった。


「はじめまして、イザナくん!」

なんとも言えない空気を壊したのはAの明るい声


「あのね、A今日すっごく楽しみにしてたんだー!イザナ君に会うの!」

「…なんで?見ず知らずの俺に会うのが楽しみ?意味わかんねェ」

イザナの嫌味にAは大丈夫か?と真一郎は心配そうに様子を伺うが、その心配は杞憂に変わる。

「…?だってもうお友達でしょ?いっぱいお手紙のやり取りしたしー、イザナ君も会いたいって書いてくれてたじゃん!」

「なっ、お前一々手紙の内容覚えてんのかよ」

するとAは当然だというように頷き、

「当たり前じゃん!だって本当に楽しみにしてたんだもん!」

と笑顔で言い放った。

その笑顔と本音にイザナは絆されたようで、漸く柔らかい笑みを2人に向けたのだった。

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まる(プロフ) - さとにゃんさん» 嬉しいコメントありがとうございます♡灰谷兄弟もいずれ出てきますので楽しみにしててください…! (2021年9月22日 17時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
さとにゃん(プロフ) - とっても好きです!灰谷兄弟との絡みも見たいです…!!これからも頑張ってください! (2021年9月22日 11時) (レス) id: 805449d27a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - mikittyさん» 私も好きです♡読んでくださってありがとうございます! (2021年9月21日 19時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 好きです!! (2021年9月21日 15時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぽにゃるさん» 素敵な作品と言って頂けて非常に嬉しいです(^^)ありがとうございます!今後ともよろしくお願いします! (2021年9月20日 23時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる | 作成日時:2021年9月18日 15時

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