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「え、この前絡まれた?」
「そーなんだよね…あの時はちょっと怖かった」
Aはイザナと喫茶店に来ていた。
今日は2人きりである。
イザナは怒りで浮き上がった青筋を隠さずに話を続ける。
「…ふーん、トーマンの奴らは何してたの?」
Aはメロンソーダをストローでちう、と吸い終わるや否や話し始める。
「もう1人Aと一緒に捕まって、Aに怪我ないように庇ってくれた!んで、もう1人は途中で助けに来てくれたから結果的に怪我せず終わったの」
「は?他は?」
「待っててくれてた!」
イザナの様子が可笑しいのはAも気づいていたが、そんなことに一々反応していてはキリがない為、Aはスルースキルを身につけていた。
「取り敢えず怪我なくてよかった。俺、Aに怪我1つでもついてたらどうなるかわかンねぇもん」
いい笑顔でさらりと言ってのけるイザナ。
「あはは、相変わらずイザナくんはAに優しいね!」
「Aにだけだよ、俺がこんな優しくすんのは」
「そーなの?」
向かい合った席から身を乗り出し、Aの頬をさらりと撫でる。
イザナの紫の瞳は、爛々と輝いていた。
「ウン。前言っただろ?Aはお姫様だって」
「ああ、イザナくんが王様だっけ」
「そ。俺ならAをずぅっと守ってやれるから」
「だからAは俺の"お姫様"だ」
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まる(プロフ) - さとにゃんさん» 嬉しいコメントありがとうございます♡灰谷兄弟もいずれ出てきますので楽しみにしててください…! (2021年9月22日 17時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
さとにゃん(プロフ) - とっても好きです!灰谷兄弟との絡みも見たいです…!!これからも頑張ってください! (2021年9月22日 11時) (レス) id: 805449d27a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - mikittyさん» 私も好きです♡読んでくださってありがとうございます! (2021年9月21日 19時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 好きです!! (2021年9月21日 15時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぽにゃるさん» 素敵な作品と言って頂けて非常に嬉しいです(^^)ありがとうございます!今後ともよろしくお願いします! (2021年9月20日 23時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まる | 作成日時:2021年9月18日 15時