どろり。【東京卍リベンジャーズ】

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「おい」

「なんだ、また1人ゴミが増えやがった」


「マイキー…」


「海パン、忘れちゃったよ」

そう言いながら2人の方へ歩みを進めるマイキー。

ホーク丸の前で立ち止まったかと思えば__



「えっ！？」
「…は？」



己自身で、ホーク丸を蹴り飛ばした。

これには敵の不良も驚いたようで、騒めき出す。

「テメェら」

「何俺の大事なモン、傷つけてんだ？」
「そっ、その原チャは今お前が」

壊したんだろ。
　
そう言い終わる前にマイキーに一撃で沈められていた。

「A、場地。怪我…平気か？」
「あんなモンの為に体張らせて…ごめんな」

「Aは怪我してないけど、けーすけが…」
「マイキー…」

「立てるだろ、場地？」
「こいつ等全員、皆殺しだ」

「Aはちょっと奥行ってろ、すぐに戻ってくるから」
「う、うん…」


いつもと雰囲気の違うマイキー。大人しく指示に従うAと、立ち上がってマイキーの後に続く場地。


「この…ガキが！」

大声を上げながら走ってくる敵。人数的には不利だったが、マイキーには無関係である。


きっちり全員1発ずつ、食らわせて終わらせた。



___

「ええ、喧嘩に巻き込まれてたの！？怪我、してない？」
「うん、けーすけが守ってくれてたし、マイキーも途中で助けに来てくれたから平気！」


みんなのいる海へと戻ると、余りの遅さに心配していた羽宮がAの元へと駆け寄る。

3人から事情を聞くと、龍宮寺と三ツ谷はマイキーを1発ずつ殴りつけた。


「あのさマイキー、Aが危ない目に遭うのは違ェだろ」
「まずお前が原チャガス欠にしたのが悪ィ。Aと場地にちゃんと謝れ」


ひょい、と龍宮寺に掴まれて、マイキーはAと場地の前へと投げられる。


「A、怖い目に遭わせてごめんな。これからは全部俺が助けるから」

「場地も、俺の我儘のせいでごめん…」


珍しく素直に謝ったマイキーに2人は顔を見合わせて笑う。


「あははっ、もういーよ、終わったことだし！それより早く海で遊びたーい！2人共、いこ！」
「どーしてもっつーなら…今度アイス奢りな、マイキー」


俺海パンないって！と言うマイキーをAは容赦なく海へとぶん投げた。






「…A、あれやり返しだよな」
「まあいいんじゃね、今回は100マイキーが悪いし」
「オイオイ…Aちゃんなんで水着着ねェの！？」
「一虎みてぇなキモい考えのやつがいるから水着いらねぇって言っといた」

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